『農村学校をつくろう!』シリーズ-まとめ~農を核とした、人⇒集団⇒地域⇒社会の再生 |
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2021年11月30日
農ブログ~3つの新シリーズ紹介。「世界の食と農」「食糧問題って本当にあるの」「農と政治~農協から」
9月から11月まで約3ヶ月間かけて以下の3つのシリーズを繋げてきました。
農ブログリニューアルの最初のシリーズです。
・「土のしくみを考える」全14回~これからまとめ記事
・「農業学校をつくろう」全13回~これからまとめ記事
全く違った3つの切り口で農の追求をしてきました。
「農の歴史」では農の発生、伝搬による影響と江戸で開花した日本人の勤勉革命を明らかにし、また「土のしくみ」では地球5億年を俯瞰して植物と根と土の関係の中で微生物や菌糸と共生してきた流れを見てきました。土は果たして再生するのか、死んでしまうのか、そこに問いを投げかけました。また「農業学校シリーズ」では巷にある農を使った教育、体験がどのようになっているかを見ていき、その可能性、限界性、さらに目指す農業学校のありようを提言しています。
これらを追求する中で農の追求とは本質的には「人はなぜ生産するか、なぜ消費するか」の追求であり、「近い未来にそれが不可能になるのでは」という危機の検証でもあります。
以上、まだ40回の記事ですが、その追求は非常に楽しいと感じています。
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この12月から新しいシリーズを3つ立ち上げます。
タイトルは変わる可能性がありますが、簡単に予告編として紹介しておきます。
今回の3つの共通する特徴は農と政治です。農業は良くも悪くも政治の道具であり、政治そのものかもしれません。しかし手をかけ生産しているのは生身の人間、そのギャップと政治支配からどう取り戻すかというのも課題です。
・「世界の食と農」
一旦視野を世界に向けてみます。今世界の農業はどうなっているのか?そういう素朴な疑問から始めます。世界の農は大きく2極化が進んでいるような予測を立ててみます。
一つは利益重視の農。多品目、大量生産、制約ギリギリでの農薬の投与、大規模農業などアメリカ型の農。もう一つは環境重視、国家保護などの政策、自給型、都市の農園化などといったヨーロッパ型、ロシア型の農。それら2極化があるのかないのか、あるとしたらその潮流はどちらに流れていくかを読み解きます。それと最も脅威な中国の農。これは単純にどうなっているかの解明。それらを踏まえて自給率が未だに低い日本の農のこれからを世界の農から提言できないか、チャレンジしていきます。
・「食糧危機、ほんとうにあるの」
現在世界中で叫ばれている環境問題、SDGs,食糧危機、今回はまずこれ、本当?から疑ってみます。さらに食糧危機って一体何、何のこと、これを捉えていく。
そうするためには過去の飢饉の歴史を調べる。現在ニュースになっている身近な採れない、なくなったなどの食糧問題の事象は実際どうなの?それらを作り出している勢力(金貸し、資本家)などの目的、意図などを探り、食糧危機の本質を明らかにしていきます。食糧危機は作られたものなのか、環境破壊と同時に必然として発生するのか・・いずれも可能性があり、そこを両面で明らかにしていきたいと考えています。結論の仮説としては食糧危機回避の本質は自給農業の実現にあるのではと見て最後に検証していきます。
・「農業と政治~農協から」
タイトルは硬いですが、いきなり政治で切り込むと手に追えないので、政治を農協に読み替えて追求していきます。農協はその前身は江戸時代にあり、戦後GHQにより作り出された。目的は農業の発展と人材育成、保護にあったようですが、ご存知の通り農協は金融機関と言われるくらい、その後、金と権力を得ていきます。
立花隆というノンフィクションライターによる1985年当時の農協の実態を書かれた書籍を中心にそれまでの農協、その後の農協をまとめていきます。現在、農協は必要悪とも言われていますが、農協に頼らない農業集団もどんんどん出てきており、同時に今でも農業は家族、小規模が多く農協の役割はまだまだ残っている。農協って何、次代の農協的なものは何を期待されているかを最後にまとめていきたい。
そういう構成でイメージして初めていきたいと思います。
12月から始まる新シリーズ、ご期待ください。
投稿者 tano : 2021年11月30日 TweetList
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