2009年6月18日

2009年06月18日

農園にアイガモがやってきた~

みなさんこんにちは。三重の農場からせきやです。
ついに農園にアイガモ がやってきました。
類農園では、アイガモ農法 に取り組んでいます。
アイガモ農法とは、リンク
リンク先より抜粋
アイガモを水田に放して(放飼と言う)、除草や害虫を駆除させ、無農薬で安全な米と鴨肉を同時に育てようというのが「アイガモ農法」です。」
ちなみにアイガモは、アヒル とマガモ の合いの子です。
もともとのモデルは、中国あたりで伝統的に行われていたもののようです。
無農薬でお米を作るというよりは、 と鳥 を同時に育てるというところに重きが置かれていたようです。すごく合理的だと思います。
アイガモ農法の説明はこれくらいにしておいて、農園での様子を紹介します。
農園にアイガモがやってきました。
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宅急便で。

箱の中でもピーピー盛んに鳴いています。
まだ小さいので、しばらくは小屋の中で飼いならします。
箱から出してあげると、すぐさま歩き回ります。水鳥としての本能なのでしょうね。水があるとすぐに飛び込みます。そして勝手に毛繕いを始めます。これも本能に備わっているようです。
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夜はさすがに寒いので、保温をします。保温に用いるのはコタツです。この中が暖かいと分かると勝手に入ってきます。
ちょっと様子を見るつもりが10分20分経っていることもしばしばです。 なんでこんなにきゃわいいんでしょうか。
アイガモが小さいうちの世話は気使うし大変なのは確かですが、それ以上の癒しを与えてくれます。
だいたい2週間くらい小屋で飼います。そのくらい経つと体がだいぶ大きくなっています。1日ごとに大きくなっていきます。
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だいぶ大きくなりました。声変わりしだしたやつもいます。
こうやって育てているのも、稲の大きさとカモの大きさを調整しているのです。
アイガモ農法では、いつ田んぼに入れるかというのが非常に重要 で、田植した稲の大きさに対してカモが大きいと、カモが稲を倒してしまいます。逆にカモの方が小さい場合は、稲が大きくなるにつれて、稲の他の雑草も生えてくるのですが、雑草がある程度の大きさになってしまうと、カモといえども除草が間に合わなくなります。
なので、カモを放しても稲が倒れない、かつ除草が間に合う時期に田んぼに放せるように田植とカモ取り寄せの時期を調整します。
今年は、田植が少し遅れて、カモに対して稲が若干小さいです。倒されなければいいのですが、少し心配です。
田んぼには予め囲いを設置します。カモが逃げないようにするのと、外敵 にやられないためです。外敵というのは上からはカラス、トンビ など、下からは野犬やイタチなどが狙って います。
そのため、田んぼの周りに網を張り、その周りを電気柵で囲う。更に上には鳥除けでテグスを張り巡らせました。かなり頑丈です。これで準備万端。
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いよいよカモを田んぼに放します。
全部で80羽。最初は戸惑っていましたが、広い水辺を気持ち良さそうに泳いでいます。
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これから稲が実ってくるまでずっと田んぼに入れておきます。しっかり働いてちょうだいね~
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投稿者 keitaro : 2009年06月18日