2009年6月13日
2009年06月13日
「日本の食文化の破壊」はアメリカの長期戦略として行われた
MSA協定とPL480法(余剰農産物処理法)。これを、ビンさんがアップした2つのエントリーに続いてアメリカの側の視点からあらためて見てみたい。
第一次大戦、第二次大戦と戦場にならなかったアメリカは、世界の食糧供給国となった。しかし、ヨーロッパが戦後復興を遂げるにつれ、大量の余剰穀物を抱えたというのは、ビンさんのエントリーの通りである。
食糧というのは、サイロなどの巨大な保存設備が無いと腐ってしまう(施設の建設と維持には莫大な金がかかる)。しかも長期間保存しておくと劣化して食べられなくなる。国家は農業従事者を保護しなくてはならない。しかし大量の余剰穀物を国家が抱えることはできない。この矛盾した状況を打破するためにアメリカは国家レベルで動き出す。
1950年代になると、余剰農産物をビジネスとして将来にわたって確実に売り込めるようにアメリカは画策した。それが、MSA協定であり、PL480法だったのである。
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投稿者 nanbanandeya : 2009年06月13日 Tweet