2007年11月24日
2007年11月24日
みそやしょうゆが贅沢品になってしまう!
大豆高騰/みそ10%値上げへ しょうゆも10~30%
日本農業新聞 掲載日:07-11-15
輸入大豆の価格高騰に苦しむ国内大豆加工業4団体は14日、みそは約10%の値上げを年度内に行うと発表した。また、しょうゆは10~30%、豆腐、納豆も数%値上げする見込み。主原料となる輸入大豆の価格(貿易統計)は10月が1トン当たり6万1000円と、前年同月の倍に跳ね上がったため。各全国団体会長が都内で初の共同会見を開き、業界存続へ理解を求めた。
国内で流通する食用大豆約100万トンのうち、85%が輸入で、輸入量の70%を米国に頼っている。
「このままでは、みそやしょうゆは贅沢品で滅多に手に入らなくなってしまう」と感じている正国です。
では国内生産は、どうなっているでしょうか?
平成19年産大豆の作付面積(乾燥子実) 農林水産統計
-大豆の作付面積は、前年産に比べて3%減少-
【調査結果の概要】
作付面積は13万8,300haで、前年産に比べて3,800ha(前年産対比3%)減少した。
これは、東北において水稲からの転換により増加したものの、北海道において
小豆、いんげんへの転換等があり減少したためである。また、田畑別にみると、田は11万7,600haで前年産並み、畑は2万700haで前年
産に比べて3,800ha(同16%)減少した。
北海道における小豆、いんげんへの転換は、その方が高単価だからとのこと。
今の市場社会では無理もない結果ではあります。
みそ・しょうゆ・豆腐・納豆などなど、古くからの日本食の元である大豆。
こんな大切な食材を、全面的にアメリカに依存したままでは、
今回に限らず、輸入制限・価格の高騰といった恐怖から永久に逃れられない。
改善のためには国内生産化しかありません。
我々の大切な食料確保の上で、避けて通れない優先課題ではないでしょうか!
投稿者 totokaka : 2007年11月24日 Tweet