2007年7月12日

2007年07月12日

低タンパク米って?

 早くも、田んぼの中で、早稲の稲穂が頭を覗かし始めたところです。
 ところで、私達の農園では、お米もいろいろな品種を作っていますが、
新形質米
と呼ばれる新しい品種の1つミルキークイーンも作っています。
 新形質米としては、今までに無かった食味、機能、多収性etc.それぞれ特徴のある品種が開発されていて、古代米や香り米もその範疇に入ります。その新形質米のなかに低タンパク米(or蛋白質変異米)、低グルテリン米と言うのがあるそうです。
http://www.iyasakamai-group.com/news.html
http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi/kitabayasi2.htm
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 これは、腎臓病や糖尿病で、低蛋白の食事を摂らなければならない人向けに開発されたもので、
消化されやすいグルテリンの含有量が、通常品種の半分以下で、残りのグルテリンは、難消化性ということで、実質的に低タンパク。ダイエット食にもなるそうな!

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 確かに、低蛋白質の食事コントロールをしなければならない人にとっては、お米も低グルテン米にすることで、普通に食べることができて良いのでしょう。
 しかし、よくよく考えてみると、そもそも、糖尿病や腎臓病にしても、お米を中心にした日本の伝統的な食生活のスタイルを崩し、肉類、乳製品、脂質中心の洋風スタイルに転換したことが、その増加に大きく寄与しているであろうことは、容易に想像がつきます。
 つまり、米中心の食スタイルを捨てたがために、成人病が増え、逆に、まともにお米を食べられない体になってしまった。そこで、低タンパク米の開発となった。(これは、変。)
 だったら、低タンパク米を作る以前に、日本の伝統的食生活を見直すことから始める必要があるのではないでしょうか?
様々な機能性を持ったお米が、遺伝子組み換えものを含めいろいろと登場しているようです。続けて調べてみます。
 
 

投稿者 naganobu : 2007年07月12日