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2009年09月16日
私権の最後の砦 それが現在の農村
今回は、『農業を活性化するのに必要なことは?』シリーズ ということで、「るいネット」の秀作投稿を紹介させていただきます。
群馬県のHPから借用させていただきました。
第1回目は、「私権の最後の砦 それが現在の農村」。
なぜ、農村が私権の最後の砦となっているのでしょうか。
02/09/21 AM00
(前略)
農村は、今や、私権の最後の砦になっているのではないかということです。
現在、都市から農村へ、農への収束(特に若者の)のキッカケとなっているのは、都市に於いては、誰の目にも明らかな私権システムの崩壊過程を直近にしていることでしょう。モノは売れない、仕事は減って、失業者は増える、苦労して手に入れた一戸建てのマイホームも中身の家庭は冷え切ってローン地獄が残るだけ、離婚の急増、共認充足できる仲間は身近にいないetc.
収束できるのは、芸能や趣味という代償充足のみ。そこにしか私権の存在場所が無いと言っても良いくらい。
一方、農村は、私権システム、市場システムの中においては、どちらかと言うと周辺部であったため、私権システムの崩壊過程でも、その顕在化が遅れ、かつ、中途半端に、助け合い等の本源風人間関係が残存するために、決定的破局にまで至るという意識が薄い。
このことは、単位集団や地域を超えた社会統合、社会課題の意識や活動が不可欠なこれからの時代においては、足枷になるし、同時に、本源風の欺瞞観念によって、私権が最後まで残存する場所になり得るし、農村という場所、概念そのものが強烈な代償充足の対象とも言える。
闘争と生殖が一体となった単位集団が存在しないところで、しかも、社会統合という意識もないままに、本源風の観念を撒き散らすことは、ごまかしに過ぎないでしょう。
現在の第一課題である新しい社会統合を実現して行こうとする際に、旧パラダイム(本源風欺瞞観念)に絡め取られないためには、農村は私権の最後の砦という意識をしっかりもって臨む必要を感じます。
それが、本源的な流れにのった、脱私権の農収束を本物につなげるカギではないでしょうか。
現時点では、残念ながら、認識仲間となれる可能性が高い対象は、都市の方が多いと感じますが、農村でも、私権の崩壊が決定的に顕在化するのは時間の問題です。そのときまでに、認識転換できるかどうかがカギです。
農村というのは、私権システムの周辺であったこと、本源風の価値が残存していたということが私権システムの決定的な破壊につながらず、共認収束し切れていないというちょっと歪な構造になっているのですね。
しかし、この投稿があったのは2002年。
それから7年が過ぎようとしています。
農村では、私権システムが未だに残っているのでしょうか?
先ほどの衆議院議員選挙で自民党が敗れました。
今まで、自民党に投票していた「農家」が今回の選挙では民主党に投票した層が多かったそうです。
「潮流8:自民党は、なぜ見限られたか?」の投稿から、
暴走を続ける社会の深層では、私権原理から共認原理への移行が着々と進んでいる。そして、社会の表層で進行する格差の拡大と権力の暴走は、この深層の充足志向→実現志向およびそれらが生み出した共認収束の大潮流と根本的に対立する。つまり、彼らの言動は時代に逆行したハネっ返りの反動行為そのものである。従って、特権階級が暴走すればするほど、彼らの無能さと邪心が見え見えになり、白日の下に曝け出されてゆく。
こうして、’05年のマスコミを使ったやりたい放題の郵政選挙を経て(73071「マスコミの煽動報道とその最後」参照)、’09年、遂に「何が何でも自民を引きずり降ろせ」という脱自民(反特権)の潮流が顕現した。これまで好き放題に格差を拡大し、権力の乱用を繰り返してきた特権階級に対する大衆の怒りと不信と危機感こそ、自民党が見限られた理由である。
と上記にあるのように、特権階級の暴走もさることながら、農村の私権システムも崩壊してきたからこそ、反動が大きかったからこそ、保守層の強い農村であっても自民党が破れた=自民党を見限ったということもいえるのではないでしょうか。
国や行政に要求を突きつけてきた農村から、新しい農を実現に向けて、私権の最後の砦となっていた農村、農が変わる一つの転機になるのかもしれません。
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投稿者 sari : 2009年09月16日 TweetList
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コメント
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