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2007年08月15日

自然体験学習教室「夏合宿」~社会と繋がる力~

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もうすでに彼らにはいつでも社会と繋がる力がある。
これ、子供たちと接していても、常に感じることです。
こっちが“面倒見てあげないと。。。”という意識でいると、ことごとく裏切られる。
「なんで、こうするの?」「これは、どうしたらいいの?」
彼らの発信で、日々、オトナ達がどれだけ思い込みでやり過ごしてきたかに気付かされます。無意識のうちに周囲の真似をする子供たち。発想も柔軟で、記憶力もオトナ達より断然いい。
だけど、今は家庭や学校に囲い込まれて、社会との接点が殆ど無いといってもいい。彼らが求めているものはそこから抜け出し、社会と繋がりたいということ。
この夏合宿では、常に「お客さん」が自分たちの前にいました。作った野菜も収穫も選別も販売準備も、その野菜を買いに来てくれるお客さんのため。この真っ当な外圧を受けて一つになっていく子供たちの成長ぶりをお届けします。
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この夏合宿で、もう自然体験教室も前半を終えます。
これまで、目立って活躍していたのが高学年のみんな。野菜の種まきや植付け、世話や収穫作業では、先生から聞いたアドバイスを的確にみんなに伝えたり、注意したりしていました。今までの経験や知識もあり、常に班全体を引っ張っていく頼もしい存在でした。
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しかし、今回の販売体験では、みんなで同じ農作業を進めるのとはちょっと勝手が違います。
☆呼び込み・接客・g数と金額の計算・レジ係と、より役割が複雑になった。
☆お客さんを前にした時の状況判断や売り方の工夫が必要。
☆お店のにぎわい(盛り上がり)が最も重要。
これだけの課題、高学年だけでは到底無理なので、どうなるか?
開店直後は、お客さんがちっともいないので大丈夫かな~という不安もありましたが、子供たちの勢いにビックリ!!
道路際で、のぼりや看板を振りかざして「安いよ~、おいしいよ、新鮮な野菜」と呼び込みが始まり、
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野菜の試食や食べ方を伝えるために、積極的にお客さんに向かっていく子供たち。
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お客さんが来てくれて必死で対応しようとする子供たち、野菜が売れたらみんなで喜び、お客さんも「ありがとうございました」の一言でみんな笑顔になって帰っていく。そんな真っ直ぐに販売という仕事に向かっていく子供たちの姿に、みんなが充足できた一日でした。
こうして何かを供給していくこと、あるいはそういう場こそが、子供たちの考え工夫して生き抜いていく力を育てるのだと改めて実感しました。
真っ当な外圧を、いかに子供たちにわかりやすく伝えるか、感じてもらうかが、自然体験に限らず子供たちと社会を繋ぐ重要な課題だと思いました。

投稿者 takuya : 2007年08月15日 List   

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