2007年8月9日

2007年08月09日

森林環境は何のため?

まるいちです。
びんさんの「割り箸問題を手掛かりに、森林環境を考える」シリーズ、興味深く読ませていただいてます。 😀
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農業をやりながらたまに、山に入り木を切り、間伐材を引き出し、炭を焼くのを手伝ったりしていますが、森の中の静寂やしんしんと語りかけてくるような微妙な空気の揺れ、何かに包まれ宙に浮くような浮遊感、は他では味わえない自然との一体感、充足感のような気がします。
昔から農家は山守りでもあって、先祖代々から引き継がれた山、村の共有の山や川、谷を守ってきました 木の苗を植え、下草を刈り、間伐材を引き出し、そして腐葉土を畑や田に入れ肥料にする。薪を拾い、木の実を取り、たまには、山の幸としての獣や鳥を捕獲し食べる。自然を敬いながらも、自らの生活を守るために自然との共存を願い、自然に期待する・・・脈々と受け継がれてきた生活の知恵と工夫があります。
田舎に来る人は「自然がいっぱい!」と言って喜びますが、目の届く範囲で人の手の入っていないところはほとんどありません。田や畑はもちろん山も川も谷も先人達が、自然災害が起こらないよう、自らの生活に支障をきたさないよう、手をいれ世話をしてきたから今の状態が維持できているのです。
しかし、現在は植林しても、山の世話をしても、川の世話をしても、全然お金にならない、木を切って売ってもその手間賃分マイナスになってしまう、山や川の世話をしても誰も喜ばない・・・山も川も谷も、森林環境はどんどん荒れている状況です。 😥
では、森林環境を守るのは何のためでしょうか?森林にできる木材などの資源を得るためでしょうか?もちろんこれも重要だと思います
しかし、一番重要なのは、自然の恵みを受けながらもその脅威を防ぐために森林と共存する、と言う事ではないでしょうか? 🙂
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以前、るいネット に投稿した文章なので是非、読んでみてください。
「山や森林と環境保護との密接な関係」
また、この話のリンク元「きこりのホームページ」
にも森に関する様々な話が載っています。
びんさんが提案されている「森林との関わり方」には大賛成です。
森林は決して農村や山村の住民のものではないし、社会やみんなにとって必要な「森林との関わり方」を真剣に考えて行く時期に来たのだと思います。
森って大事!!!って思った人 ついでにこんなブログをやってる
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投稿者 nara1958 : 2007年08月09日