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2007年01月23日
JAが新規就農者へ支援金
前回の団塊世代の帰農に対する支援とは、異なりますが、
1/20の日本農業新聞に、JAが新規就農に支援金という記事がありました。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin6/article.php?storyid=38
新規就農支援と言うと、行政が主体ですが､JAも本腰？
まずは、続きを読む前にポチっとお願いします。
以下 引用です。
JAみなみ信州は､新規就農者への就農支援金事業を始めた。新規就農者が、JAから購入した生産資材の総額の３分の２を助成する。新規就農者の自立経営を促すとともに、技術・経営面でJAの就農支援機能を充実させるのが狙い。すでに、１１人に支援金を交付し、農業振興に役立てている。
支援金の対象は、最低１年以上の研修を積み、就農１年未満の者、生産した農産物を基本的に全量JAに出荷している - のが要件。希望者はJAに申請し、就農後１回だけ交付される。
支援金は、１人当たりの上限を設け、Iターン者が１５０万円、新規学卒者・Uターン者が２０万円。Iターン者は農業で生計を立てる者（定年退職者は除く）、Uターン者は５０歳未満。
同JA担当者は
「農地の荒廃を止めるためにも担い手に期待したい。JAの総合的機能を充実、強化して農業振興を進めたい」と話す。管内の２００６年度の新規就農者は２８人で新規学卒者６人、Uターン者１７人、Iターン者５人。
新規就農で野菜・果樹などの作付けは、約１８ha、肉牛など畜産の飼育頭数は約３２０頭それぞれ増えた。２８人のうち１１人が支援金交付を申請した。
引用終わり。
支援金だからひも付きは、当たり前かもしれませんが、全量JA出荷が条件で、就農後１回だけ。対象は、JAから購入した資材のみ。
つまりは、JAの新規就農支援とは、JAのお客さん、もっと言えば、儲けの対象を増やすための助成と言う名の囲い込みではないでしょうか。
それでも、資材も他から購入するより、安くて良いものだったらいいのですが、そうでない場合が多い。
農家のためのJAではなく、農家を食い物にするJAの一面を表しているのではないでしょうか。
農地の荒廃を止めたり、農業振興を進めようとするなら、その体質から変えていく必要があります。
ｂｙ 長谷
投稿者 naganobu : 2007年01月23日
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コメント
投稿者 meg : 2007年4月7日 08:21
内地はどうか知りませんが、北海道だと夫婦2人で10haの田畑を
切り盛りしてるのはザラで、必然的に農薬と機械化は避けて通れないです。
10月には雪が降るので、収穫の時期は睡眠時間を削って
働いてる人が多いです。農薬や化学肥料のコストが嵩むので、
使用量は減っているようですが、人手がいないので全廃は無理でしょう。
人手を増やすと、農産物の価格が安いので赤字になってしまいます。
どちらかというと3K職業なので（農地法の問題もあるけど）
後継者不足になってますし、機械化の借金で離農するところも多いので、
転換期が近いとは思いますが･･･。
農産物自由化の時は「農家は努力してコストを下げろ」と言っておいて、
今度は「農薬はいけない」なんて、マスコミはイイカゲンだと思います。
投稿者 XJRR2 : 2007年4月10日 00:56
XJRR2さん、はじめまして（＾O＾）
北海道(~O~)で農業をやられている方からのコメント嬉しいです★
＞内地はどうか知りませんが、北海道だと夫婦2人で10haの田畑を
切り盛りしてるのはザラで、必然的に農薬と機械化は避けて通れないです。
なるほどなるほど～☆
つまり少なくとも北海道については、人手不足というか、経営上の問題上、手間を省くために農薬は避けられないということなんですね。
ということは、日本の農業は他国に比べて、随分厳しい状況に立たされている可能性がある→そのことは農薬の使用量ダントツ世界一に繋がっている可能性があるということでしょうか？
投稿者 たてこ : 2007年4月12日 02:37
農業やってたのは両親の代までです。
自分はヒラのサラリーマンやってます。
農薬の使用量については、
・アジアでは米は主食だがヨーロッパは麦、アメリカはトウキビが主食。
・以前の勢いがないとはいえ、現在でも日本の国民の所得は
アジアの中でかなり高い。所得の低い農家になると農薬を買うことすら出来ない。
といった点も考慮する必要があるのではないかと思います。
投稿者 XJRR2 : 2007年4月13日 20:09
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こんにちは。最近、朝日新聞の１面下で、食，スローフードに関する内容が続いています（人・脈・記）
その中にあったのが「ものがあっても食べられない時代がくるのではないか、化学肥料や農薬によって」という言葉が衝撃的でした。
農家の方のご苦労分からないでもありません。農薬を使う農法から、使わない農法へ転換するその過渡期がきっと大変なのでしょう。けれど、農薬を使わなければまず農家の方ご自身の身体もきっとよくなっていくのでしょうね。
農業をしていないので分かりませんが，少なくとも子どもたちに本当の食について伝える大人の一人でありたいと思う昨今です。長文失礼しました。