手作りポップ作り |
メイン
2009年02月21日
都市生活と農~その繋がりづくりに向けて~1
ALL About 私にもできる! ベランダからプチ自給率より転載http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20080801A/
■都会生活者でも土を感じられる暮らしを
都心の中のビルの一室にある緑で癒される空間「空庭カフェ」
造園プランナーとして活躍する空庭さんは5年ほど前から、ビルやマンションなどが立ち並ぶ限られた都市空間でも緑や土のある暮らしを楽しもうと、そのコンセプトを「空庭」という表現で提案してきました。
例えば伝統的な日本庭園はすばらしいものですが、なかなか一般の人にはそのよさがわかりにくい、伝わりにくいのが現実です。もっと一般の人がわかりやすい生活に身近な庭を提案したいとの思いから、ビルや個人宅のベランダなど、限られた空間ではあるけれど、青い空に続く緑と土のある癒しの空間をデザインされています。また「都会で里山」をコンセプトにしたカフェ「谷町空庭」をオープンされました。
そして、今の日本が抱えている食や農業の問題を考えるうちに、これまで「空庭」では土の上をみてきたけれど、土の下にも目を向けていきたいという思いが広がり、昨年から「空庭」を変形した形で、「都市生活者のプチ自給農プロジェクト」として「空畑クラブ」も開始しました。
■日々土に触れることで育まれる想像力
「谷町空庭」の入るビルの屋上にもスローガーデンがあり、ここで毎月「空畑ベンキョウカイ」を開催しています。
例えば、最近では食育活動が活発になり、学校や地域の主催で農業体験等ができる機会も増えています。けれども遠方に出かけて農作業等を通じてよい体験や感動を得たとしても、また家に帰れば今まで通りの暮らし方に戻ってしまいがちで、それでは農体験は特別な世界の出来事となってしまいます。
今の社会では、生産と消費の現場の距離が離れすぎて、農家の後継者不足、重油の値上げ、休耕田など様々な問題は、正直言って都会に住む生活者には他人事になりがちです。私たちは、農家の方がどのような苦労をして食べ物を作り、どのような問題を抱えているのか、想像もせずに、毎日当たり前のようにたくさんの食べ物を、お金さえ払えば楽して手に入れることができるのです。
様々なメディアでこうした問題は取り上げられ、消費者も理屈ではどのような状況なのかはわかったているけれども、自分の問題として想像したり、肌で感じることは、なかなかできることではありません。
スローガーデンの横には「空畑」があり、雑草を抜かない、ちょっと自然農法的な育て方をされています。
どんな些細な形であれ、日々の暮らしの中で農を感じられる活動を続けることで、例えば「自分で苦労して育てたトマトがおいしい!」と感じる。そんな出来事の積み重ねから、農に親しんでくれば、都市に住む私たちも、少しは農家の方々の思いを共有できる、そんな想像力が培われて行くのではないかというのが、空庭さんの思いです。
私も、常々「食育」などのイベントや講座に参加される方は、すでに食や教育に関心の高い人ばかりで、本当は関心のない人を引きつけるようなアプローチが必要だなと思うのですが、空庭さんの考える「トマトがおいしい」という感覚は、幅広い人たちの心に響くものだと思います。
食糧危機や農業問題が取りざたされる中、都市生活者も食わずしては生きられない不安もありながら、一方で、どうしたらいいのか?という意識も高まっているように思います。都市生活者にとっては農業が身近なところになく、どう農に関わっていけばよいのか?、その手段がないということが実情ではないでしょうか。農への想いを共有したり、何かを実現するためには、今ある環境に解け込んだ農的暮らしを供給する必要があるように思います。
以下、引き続き参考事例として空畑クラブの活動を紹介します。
●空畑クラブのコンセプト
・ 都市住民に土のある暮らし、農のある暮らしをより実感のあるものになるよう、農作業の楽しさ、 都市農業の現状などを広報・PRすることで関心をたかめ、自ら育ててみたい、情報を知りたいと思う人々を掘り起こす。
・ 関心が高まった人々に対し、様々な機会・体験・情報を提供する。
・ 農に対する関心の方向や、栽培経験などにあわせた、農関連の情報・機会を提供、コーディネートする。(楽農の中身いろいろ、援農レベルいろいろ)
・ 都市住民の胃袋を支える都市農家の存在を知り、より緊密な関係になるよう交流する機会を提供する。 つくる側と食べる側が同じ府内で連携し、地産地消を目指す。
・ 安全でおいしい食物が、農作業初心者の都市住民でも育成できるよう、栽培技術についてのアドバイス・支援・フォローを行い、 農の面白さや大変さを体感するとともに、常に新鮮でおいしい野菜などが常備される半自給的暮らしを目指す。
・ 都市住民のライフスタイルがよりスローに、エコロジカルになるよう、情報提供や体験・体感の機会を通じて、広めていく。
●活動内容
メニュー
○ 自宅で空畑 運営・支援 (各自の家などでの空畑づくりの支援(育て方アドバイス、環境づくりアドバイスなど))
○ みんなで空畑 運営・コーディネート (空畑できる場所を探すところから)
○ 空畑キット(おすすめプランター、土、苗、種、肥料など)、開発・販売
○ 援農・借農コーディネート、農地見学ツアー、農家さんとの交流・ネットワークづくり
○ 子どもの学校などでの空畑づくり運営・支援(食育 青少年育成)
○プチ地産地消の促進。
まちなかに有機野菜などの直売スポットを増やす。府内農家さんからの農作物の共同購入コーディネート、など
○大阪産(もん)の農産物の紹介、農家さんや流通団体さんとの連携、農産物に対する知識をひろげる。
○ 目的・志を同じくする団体、大学、行政機関や個人との交流・連携・ネットワーク。連携することで会員も増やせる。 (空畑に賛同してくれそうなところから;各学校、関心の高いレストラン・カフェ、主婦・子育てネットワーク、都市農家・団体、伝統野菜各団体など)
など
・空畑クラブhttp://www.soraniwa.net/sorahata/index.htm
投稿者 takuya : 2009年02月21日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.new-agriculture.com/blog/2009/02/796.html/trackback
コメント
投稿者 マーキング : 2009年9月6日 10:02
hermes kelly bags price 新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
hermes shop online http://sungyhama.com/hermes-shop-on-line-fall-2011-milan-fashion-week.asp
投稿者 hermes shop online : 2014年1月16日 05:30
hermes outlet los angeles 新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
投稿者 hermes handbags belgique : 2014年1月30日 12:29
hermes latest handbags 2012 新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
投稿者 hermes black wallet : 2014年2月7日 04:12
新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
投稿者 wholesale bags : 2014年2月10日 13:14
hermes belt houston 新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
投稿者 replica hermes online : 2014年2月18日 07:05
hermes bag aling dionisia 新しい「農」のかたち | 農薬を徹底追求②!!(4) 除草剤編その1
投稿者 hermes knockoff handbags : 2014年2月21日 11:02
どの代謝系に作用するかによって、効果にかかる時間が変動したり、植物とその他の生物、そして植物間の選択性が生まれるのであれば、やっぱり作用機構別に化合物の特徴と照らし合わせてみていかないと残効性や残留性も理解できないんかな??
そこまでいくとやっぱり化学結合とかも勉強しないといかんかな・・・?