2009年2月17日
2009年02月17日
おかしらさん
三重のクマです。今回は、お祭りの話題を。
先日は、私たち農園のある地域で、今では唯一の村祭りである「お頭さん」が行われました。
「お頭さん」は、おかしらさんと読み、その名の通りの獅子舞の神事です。
獅子頭のいわれは、こんな感じ。
「昔下久具のほとりを流れる一ノ瀬川に、獅子頭が流れていました。小川郷という集落で、獅子頭は拾い上げられました。村人は、神様の使いとして、鄭重にお奉りしましたが、獅子頭は夜毎に「くぐー、くぐー」と啼いて、村人を悩ませました。仕方なく、小川郷の人々は獅子頭を一ノ瀬川に帰しました。獅子頭はさらに流れて、五里川という集落に流れ着きました。五里川の人々は、やはり鄭重にお奉りしましたが、獅子頭はやっぱり「くぐー、くぐー」と啼きました。五里川の人々も獅子頭を川に帰しました。
獅子頭はさらに流れて、一ノ瀬川と宮川の合わさるところ、下久具に流れ着きました。
下久具に奉られた獅子頭は、二度と「くぐー」とは啼きませんでした。」
と、言うことで、今もこの獅子頭が下久具に祀られています。
同じような伝承は、一ノ瀬川沿いに多く残っていて、獅子頭も7つは伝わっています。
うちの地方は、昔から獅子頭神事が盛んだった様で、何故だかは、今度調べてみます。
下久具のお頭さん、実は女の子 :blush: で、名前が「左京(さきょう)」といいます(ちなみに、鼻の穴はハート型 )。村の人からは「おさき」と呼ばれています。
ツノがあっても、いかつくても、女の子です
宮川を挟んで向かいの在所の棚橋には「大上(だいじょう)」という雄の獅子が伝わっています(だいじょうには砂袋のタマタマ がついていて、お祭りの時には大暴れする凶器になります 😈 )。
獅子舞は、「おさき」が川によって引き裂かれた、つれあいを想って「だいじょおぉぉぉぉ」と呼ばいながら(ここは、みんなのかけ声で再現)暴れるのを、天狗に鎮められるというもの(だとおもう)です。
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投稿者 parmalat : 2009年02月17日 Tweet