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2008年09月24日

“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 2/4

アグリビジネスの巨人
“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 2/4

 前回 のつづきです。
 色んな人の証言を、文字情報で紹介したいと思います。
* 動画はこちら ↓
 http://video.google.com/videoplay?docid=2219229390528597169&hl=en 

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ジェームス・マリアンスキー博士 /FDAバイオ技術調査官(1985~2006年)
【博士】遺伝子組み換え食品について、政府は新たしい法律を作らない方針でした。法律は十分に整備されているので、新技術にも対応できる、と判断したからです。
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【問い】遺伝子組み換え食品に特別な規制を必要としないという政府の判断は、科学的なデータに基づくものではなく、政治的な判断だったということですか?
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【博士】政治的な判断でした。食品のみならずバイオテクノロジー関連の全ての製品に適応される決定だったのです。
——————–
◆発表された政策:
「植物の遺伝子組み換えの結果得られた食品の成分は、食品に通常含まれる物質と同一、あるいは近似している。」=実質的同等性の原則の採用
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【問い】FDAは、どうやって遺伝子組み換え作物が従来の植物と同じだと結論付けたのですか?
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【博士】バイオテクノロジーを使って導入されている遺伝子が生成さするタンパク質は、私たちが何世紀にもわたって摂取し続けてきたタンパク質と非常に良く似ていることが分かっています。

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ジェフリー・スミス /食品安全の活動家
FDAの、「遺伝子組み換え食品が従来の食品とかわりがない」という見解は、デタラメです。実質的に同等、あるいは殆ど違いがないため、一般的に安全と認められると判断されたのです。
そもそも、一般的に安全と認められるには、同じ領域の専門化が認める多くの研究論文と、科学界の圧倒的なコンセンサスが必要です。遺伝子組み換え作物に関しては、そのどちらもなかったのです。

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マイケル・ハンセン博士 /アメリカ消費者同盟
我々は、これらを食品添加物と看做すべきだと主張してきました。着色や保存のための極く微量の着色剤や化学剤であっても、食品添加物と看做されます。
そして、様々な審査手順を経て無害であるとの、合理的確実性の基準を満たしていることを実証しなければなりません。ところがアメリカでは、遺伝子操作で開発された食品の場合、なんの特別な審査も義務付けられていないのです。

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ジェレミー・リフキン /エコノミックトレンド財団 代表
ここワシントンで、夜の街に繰り出し、ロビーイストの溜まり場になっているバーで皆に聞いてみるといいですよ。遺伝子組み換えの食品が従来の食品と実質的に同等となんて誰も信じていません。
モンサントの遺伝子組み換え食品をめぐるアメリカ政府の政策のように、一企業が政府の意思決定にこれほどの大きな影響力を及ぼすという状況は、それまでにはなかったと思います。

■1987年5月の映像

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パパ・ブッシュのモンサント視察映像
レーガン政権のブッシュ副大統領が、1987年=ラウンドアップ・レディが発売される9年前にモンサント社の研究施設を訪れた時の貴重なニュース映像です。当時共和党のレーガン政権は、規制緩和をスローガンとしていました。
それまで新製品の障壁となっていた、健康・環境関連の安全審査を廃止して産業を振興しようとしていたのです。モンサント社も安全審査には苦労をしていました。
【モ社】イリノイ州で発試験をする許可を農務省に申請中です。なかなか実現しません。経費がかさむばかりです。農務省の対応に不満はありません。新製品に対して規制どおりの手順で対処しようとしていますが、9月までに許可が下りなければ考えも変わるかもしれません。
【ブッシュ副大統領】その時は私に電話をください。お役にたてるでしょう。
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1988年、ブッシュ・シニアがアメリカ大統領に選出されると、ダン・クエールが新しい副大統領に就任しました。4年後、クエール副大統領は、遺伝子組み換え作物に関するアメリカの政策を発表。内容は、モンサント社の要望どおりでした。
〔クエール副大統領〕
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クエール副大統領
「これは大統領の規制緩和政策の一環です。アメリカはバイオテクノロジーで世界のトップを走り続けたいと考えています。昨年の実績は40億ドル、2000年までには、500億ドル産業に成長するでしょう。不必要な規制をしなければの話です。」

   つづく   /びん
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“モンサント”の世界戦略(前編)の紹介 1/4

投稿者 ayabin : 2008年09月24日 List   

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コメント

シンプルなポップですね☆
>手書きの生々しさに「買って欲しい」というこちらの気持ちが表れるような気がした
手書きの方が断然いいです!
近所の某コンビニでは、名刺サイズの小さな紙に、手書きで50字ぐらいとかわいい絵で、コンビニのパンのそれぞれのアピールをしてました!
同じ店なら他の店舗でもやってるのかな?と思ったら・・・なんと、コンビニ仕事の合間に(たぶん)店長の奥さん(30代!?)が描いてました@_@
なかなか難しいと想いますが、お客さんが買いたくなるような”表現”ができるともっといいですね♪

投稿者 すずきち : 2009年2月21日 14:46

すずきちさん、コメントありがとうございます。
>近所の某コンビニでは、名刺サイズの小さな紙に、手書きで50字ぐらいとかわいい絵で、コンビニのパンのそれぞれのアピールをしてました!
ポップってまず、”買ってほしい”という気持ち伝わってきますよね。それが分かるとちょっと嬉しくなります。書いてある内容云々は二の次かもっていう気もします。
やっぱり手作りですよね!
また、書いている途中に「結局何を一番伝えたいんだろう?」と止まってしまうことありませんか?
普段の仕事に対する姿勢が如実に現れると思いました。
自分たちがやっている事の中心軸となるもの。実現したいものを突き詰めていきたいです。

投稿者 せきや : 2009年3月3日 19:40

あっ!それありますね☆
私もコンビニの話だけど、ポップでオススメ♪と書いてあったり、食べてみましたというコメントがあると、ついついひかれちゃいます。。

投稿者 megu : 2009年3月5日 01:31

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