2008年9月1日
2008年09月01日
「食糧問題」に関する構造解明に向けてのノート 02
前回 のつづきです。
◆より深い問題としての「本源集団の解体・喪失」
500万年以上に及ぶ人類の歴史の99.9%は、生存の拠り所を『本源集団』に置いていました。
全ての生物集団は、闘争過程と生殖過程を包摂した全的な集団として存在しており、全ての生物はその中で進化してきた。もちろん人類も、原始時代からずっとそれを踏襲し、闘争と生殖を包摂した全的な集団の中で、今日の人類に進化してきたのである。
原始時代だけでなく農業生産の時代もそうであって、例えば農家は、今日の家庭の様な単なる生殖と消費だけの場ではなく、それ自体が一個の生産体であり、従ってそこには、自然圧力をはじめ様々な闘争圧力が働いていた。だから子供たちは、働いている両親の背中を見ているだけで(学校など無くても)、健全に育っていったのである。( リンク )
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└*「農」の教育効果を考える上でも、前提条件として
「それ自体が一個の生産体」という概念は重要
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投稿者 ayabin : 2008年09月01日 Tweet