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2007年08月13日

なぜ鳥獣害が激化するのか?2回目

農作物鳥獣害対策地域指導者育成研修育成講座の二回目です。
鳥獣害対策の基本は

鳥獣に餌さを与えないこと、そして人里が怖いところであると学習させることであるようです。

今回は、人里が怖いところであると学習 😈 させることです。
鳥獣にとて一番怖ろしいと感じさせる手段は何かということですが。
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人間の感覚からして殺生はだめという感情はありますが、鳥獣にとって生命を絶たれる事が最大に危険を感じる事であるということです。その究極の手段が狩猟という行為です。
    田畑を荒らしたシカ・イノシシ・サル を皆で捕獲して食べちゃおう。
しかし基本的には全ての鳥獣は保護の対象で、誰もが鳥獣を自由に取ることは法律で禁止されています。捕獲可能な種類も場所も制限されています。

鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(鳥獣法)というものがあり、基本的には全ての鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等または採取(損傷も)してはいけません。
しかし狩猟鳥獣を狩猟期間中に捕獲する場合や、特別に許可を得た場合は捕獲等をしてもよいことになっています。

では捕獲するための条件はといえば
狩猟免許と登録が必要です。狩猟免許には4種類あります。
網猟免許     はり網 なげ網
わな猟免許    くくりわな          はこわな           囲いわな 
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第一種銃猟免許 装薬銃 空気銃
第二種銃猟免許 空気銃
今回の講習では狩猟免許を取りましょうと免許の習得を薦めています。
どうして薦めるかというと
狩猟免許所持者が年々減少し、高齢化してきていて捕獲が困難になてきているというのが実体のようです。 😥
      20才以上 30才以上 40才以上 50才以上 60才以上  合計 人
昭和55   11     32     29     18      10    460.771         
   60    3     27     31     26      13    326.267    
平成02    2     14     34     30      20    289.525         
   07    1      6     30     32      31    246.142  
   12    1      5     17     38      39    210.234           
   13    1      5     15     38      41    211.072  
   14    1      4     13     38      44    205.878  
それでは皆で狩猟免許を取るというのも無理があります。そこで免許がいらない脅かしグッズを紹介してもらいました。けっこう優れ物です。 
hitosi.jpg
ロケット花火銃(ひとしくん2号)
塩化ビニール製のパイプ2本を継ぎ合わせ、花火を狙い通り打ち出す道具です。
継ぎ目から花火を装てんし、導火線だけ外に出して点火、20m先までは、ほぼ狙い通りに飛ばすことができます。
鳥獣は大変賢く、成人男性と女・子供・老人を分別できるそうです。里が怖いところ、人間は怖い動物、と学習さすには、成人男性は勿論女・子供・老人も、石ころ・棒きれを持って一緒に皆で追い払う、ことが一番重要との事です。
このまま鳥獣害を放置しておけば被害は広がり、食料の確保・生産コストに多大な影響を受けると予想されます。
これからの鳥獣害対策は餌場を巡る人類と鳥獣の戦争であると認識すべき重大な事柄になりつつあります。

投稿者 hakosuka : 2007年08月13日 List   

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