2007年3月16日

2007年03月16日

教育とは「供給者」を育てること~農業科の導入に期待!

自然体験学習教室、開校を前に盛り上がってきましたね。 😀
みなさんの記事を読んで、“教育とは供給者を育てるということ”なんだなと、あらためて気付き をもらった小松です。
安倍内閣の教育再生会議の中身は疑問だらけですが、一方で可能性を感じさせる取り組みも、少しずつ動き始めているようです。

教育再生と農業教育・食育 期待したい”農業科”の導入
 教育再生会議が第1次報告を安倍首相に提出し、文部科学省は中央教育審議会の諮問・答申を経て、地方教育行政法案改正案など教育関連3法案を作成する。首相は同法案を今国会に提出する意向を示している。だが、再生会議の報告は、これまでの教育のどこがどう問題なのかという肝心の現状分析が欠けたまま。「7つの提言」という処方せんを示しているだけで、説得力に乏しい内容だ。
(中略)
 福島県喜多方市では07年度から、構造改革特区の認定を受け、教科として「農業科」を導入する。これまでも総合学習の中で農業や食育を導入した学校はあったが、土づくりから稲刈りなど体系的に学ぶのは珍しい。この農業科の取り組みに、人間形成を含めた真の教育を期待したい。
 子どもは、総合学習や食育、体験学習などで農場に出ると生き生きとした目になるという。制度改革の議論の前に、子どもがのびのびと育つ環境、社会を作ることが大人の責任ではないか。それにしても食育が叫ばれる今、教育再生会議に農業関係者がいないのが、残念だ。
(2007/03/02 全国農業新聞社説)

珍しく、この社説には大きく頷いてしまった。社会の統合原理が、序列原理から共認原理へと大きく転換したことによって、社会全体がガタガタになってしまった。それをそのままにして教育制度だけを見直しても、何の解決にもならないことは明らかだろう。まさに社会の構造を、根本から見直さなくてはならないのだ。
とは言え、喜多方市の試みは、行き詰まった学校教育に一石を投じるものになると思う。⇒参照:喜多方市HP
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投稿者 komayu : 2007年03月16日