自然体験学習教室、開校を前に盛り上がってきましたね。 😀
みなさんの記事を読んで、“教育とは供給者を育てるということ”なんだなと、あらためて気付き
をもらった小松です。
安倍内閣の教育再生会議の中身は疑問だらけですが、一方で可能性を感じさせる取り組みも、少しずつ動き始めているようです。
教育再生と農業教育・食育 期待したい”農業科”の導入
教育再生会議が第1次報告を安倍首相に提出し、文部科学省は中央教育審議会の諮問・答申を経て、地方教育行政法案改正案など教育関連3法案を作成する。首相は同法案を今国会に提出する意向を示している。だが、再生会議の報告は、これまでの教育のどこがどう問題なのかという肝心の現状分析が欠けたまま。「7つの提言」という処方せんを示しているだけで、説得力に乏しい内容だ。
(中略)
福島県喜多方市では07年度から、構造改革特区の認定を受け、教科として「農業科」を導入する。これまでも総合学習の中で農業や食育を導入した学校はあったが、土づくりから稲刈りなど体系的に学ぶのは珍しい。この農業科の取り組みに、人間形成を含めた真の教育を期待したい。
子どもは、総合学習や食育、体験学習などで農場に出ると生き生きとした目になるという。制度改革の議論の前に、子どもがのびのびと育つ環境、社会を作ることが大人の責任ではないか。それにしても食育が叫ばれる今、教育再生会議に農業関係者がいないのが、残念だ。
(2007/03/02 全国農業新聞社説) [1]
珍しく、この社説には大きく頷いてしまった。社会の統合原理が、序列原理から共認原理へと大きく転換したことによって、社会全体がガタガタになってしまった。それをそのままにして教育制度だけを見直しても、何の解決にもならないことは明らかだろう。まさに社会の構造を、根本から見直さなくてはならないのだ。
とは言え、喜多方市の試みは、行き詰まった学校教育に一石を投じるものになると思う。⇒参照:喜多方市HP [2]
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HPを見ると、農業の授業時間が、35時間または45時間と、これは道徳や特別活動と同等の時間数となっている。要するに週に1時間程度ということだが、もっと大々的に取り入れていくべきなのではないだろうか?ただ、そうなると他の教科の時間が削られることになるが、しかし果たして本当に問題になるだろうか?
考えてみれば、農作物の栽培は理科の勉強そのものだし、肥料の量を計算したり、畝の立て方や株間から株数を決めたりするのは、算数の勉強に他ならない。地域の人たちとの関わりは社会の勉強だし、作業を通じて仲間と課題や役割を共認していくためには、論理構成や国語力が必要になる。更に、図工や道徳の要素も十分入ってくる。
農業という教科が他の教科と決定的に違うところは、それが生産課題であるということに尽きる。要するに、それは現実の圧力そのものなのだ。だから自ずと勉強が必要になるし、勉強しなければ生産ができない。そのように、現実の圧力が働く空間では、何が必要なのかが明らかになるし、学校の勉強の意味も見失われることは無いのだと思う。
その意味でも、やはり週1時間では全然足りない。むしろ大半を農業の時間にし、生産課題を中心としたカリキュラムに組み替えることができれば、教育効果は十分期待できると思うのだが、どうだろうか。
まずは1年間注目していきたい。