2007年3月9日
2007年03月09日
「供給者」を育てる『自然体験学習教室』
雅無乱です。
さて、先日当ブログでご紹介しました『自然体験学習教室』ですが、徐々に申込者が増えて、盛り上がってきています。
昨年の受講生で、今年も受講してくれる子どもたちも何人かいるんですが、何より嬉しかったのは、そのうちの一人からこんなコメントをもらったことです(類塾ネットより)
http://juku.rui.jp/ruijnet.html?i=200&c=400&m=34941
>今まで僕を育ててくれた、『自然体験』に、
>次からは、僕たちがお礼をする気持ちでいってきます。
http://juku.rui.jp/ruijnet.html?i=200&c=400&m=36079
>供給者になりたい。
>今まで六年生に教えてもらい、下の学年を引っぱってもらい、すごく助かった。
>今度は僕が、下の学年を引っぱって行く番だと思っています。
彼の言葉で最も印象的なのは「供給者になりたい」という言葉です。
考えてみれば、今の都会の子どもたちは、「消費者」として生まれ、「消費者」として成長します。蛇口をひねれば水が出るのがあたりまえ。農作物はキレイに仕分けられてスーパーに並んでるのがあたりまえ。欲しいものがあれば、親に連れられてショッピングセンターに行って買ってもらう…。快適で便利で、金があれば何でも解決する、という都市空間で育つ子どもたちにとって、「誰かに何かを供給する」という体験つまり「供給者になる体験」はなかなかできません。
このことについて、最近話題になっている本
『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』(内田樹著 講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062138271/aiw-22/ref=nosim/
には、次のような内容が書いてあるそうです。
2月11日の朝日新聞に載っていたこの本の書評から一部転載します。
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投稿者 nanbanandeya : 2007年03月09日 Tweet