“食料自給率向上と地方活性化に向けた一提案” |
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2008年12月18日
社内販売
こんにちは、三重からせきやです。
普段は農作業に明け暮れる 毎日ですが、週に1回程度、自分が働いている会社の本社へ農産物の販売に行っています。いわゆる「社内販売」というやつです。
朝、野菜を収獲して、その日に会社へ持って行きます。その他にお米やお茶、忙しくて中々料理が出来ないという人のために、おにぎり や惣菜なんかも用意していきます。
会社に着いて、販売が始まる頃になると、除々にお客さん(会社の人)が集まります。
私服の人やスーツの人まで様々。奥さんに電話で食材を確認して買ってくれる人なんかもいます。女の子たちは何人か集まって来てくれると、それはそれはまあ~にぎやか です。
普段は会議を行うところにどどーん と野菜やらおにぎりが並んでいる所とか、仕事の合間に買いに来てもらうので、昼間からスーツ姿でネギとか入っている袋を持っている姿とか、そこには日常とのギャップがあってちょっと面白かったりします。
でも、買う側の人は、普段忙しくてご飯を作れない人が多く、コンビニ弁当や外食ばっかりの人とかざらにいました。だから生産者と触れ合うことや、農業の話を聞くこととか、野菜をまじまじと見ることなんかも新鮮なようです。
若い人は特にそうだけど、野菜がどうやってできるかなんてあまり知らないようで、この野菜はこうやってできるんだよ~って教えると。「へぇ~! 」っと期待どおりの返事が返ってくることもよくあります。
野菜なんかはその日の朝に採ったものだから新鮮だし、こだわって作ってるから味も太鼓判。それに加えて、こうやって直接やり取りをしながら買ってもらえるから、作り手の想いも感じてもらえて、社員の人にはとても好評です。
こちらとしても、反応が直接返ってくるので、とても嬉しいし、やりがいになります。
気に入ってくれた人の中には周りの人に紹介してくれたり、会社の取引先やお客さんにも奨めてくれる人もいます。 😀
「顔の見える関係」って言いますけど、この社内販売なんてその最たるものですよね。
身近な人との間で信頼関係を築き、その中で生産・販売・流通を行う。そしてそのネットワークを広げていく。
市場を超えた新しい物流のあり方を、この社内販売から見出していきたいと思っています
投稿者 keitaro : 2008年12月18日 TweetList
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