2008年12月5日
2008年12月05日
黒豆を作ってみよう(手間のかからない方法・かける方法)
正月が近づいてきました。
正月になると、「家族みんなが今年もマメにくらせますように」と食べた黒豆。
みなさん食べていますか?
「そういえば食べてないな」という人も、
本来の「みんなでおいしく・楽しく作って食べる」を求めていませんか?
ということで、今回は黒豆の作り方の紹介です。しかも、
手間のかからない方法と、手間をかけてみる方法、両方用意しました。
①手間のかからない「電気湯沸しポットで黒豆」
艶よくシワなくふっくらと炊き上がるので、ちょっとビックリかも・・・。手間ナシ失敗なし火加減なし湯沸し電気ポットを使う黒豆です。新しい年をマメに暮らせるように、しわがよるまで無病息災にと、願いもこめて。
材料 ( 4人分 )
黒豆 カップ2
砂糖 カップ2
醤油 大匙2
水 カップ2
1 黒豆を水で洗い厚手の鍋に移し水2カップを入れて強火にかけ煮立ってきたらういている泡とあくをすくう。
2 調味料をすべて加えて煮立てる。
3 そのまま、湯沸し電気ポットに入れて、ガーゼに包んだ古釘と一緒に蓋をして電源をオンにして、10時間程度加熱。(鉄を入れると黒豆は金属のイオンで色鮮やかに仕上がります。)
4 8時間の加熱後、電源をオフにして、さらに10時間蓋をとらずにそのままに冷ます。(蓋を取ると、豆にしわができますので冷めるまでは、絶対にあけてはいけません)
5 密封容器や保存袋で冷蔵庫に入れておくと2週間くらい日もちます。食べごろは、5日くらいたった頃が蜜を含んで一番美味しいです。
出来上がってから2週間くらいは日持ちします。
(注意点)
ポット使用後に、黒豆の煮汁があらいにくくなる可能性があります。特に湯量が見える部分など。
湯の出し入れ・循環を避けるなどの配慮はいりそうです。
②手間をかけてみる「黒豆」
ちょっと甘めですが、アントシアニンたっぷりにいただきましょう。 皮がしわしわにならないようにメモに気をつけてください。でもこれって関西風?
材料 ( 4~5人分 )
黒豆 250g
砂糖 230g
塩 小さじ1杯
醤油 大さじ1杯
錆びた鉄くぎ 10本程度
1 錆びた鉄くぎは熱湯消毒し、ガーゼなど(わたしはお茶パック)で包んでおく。
2 鍋に黒豆と包んだ鉄くぎ、豆の4倍の量の水を入れて、半日~1日置いてもどす。(豆が古いほど、もどすのに時間がかかります。)
3 浸け汁と鉄くぎはそのままで、砂糖、塩、醤油を加えて煮立たせ、アクを取り、水1カップ程度を差し水して豆が踊るのを防ぐ。
4 アク取り、差し水を2回繰り返したら、紙蓋または穴を開けたアルミホイルで落し蓋をし、ごく弱火で約2時間煮る。(わたしは紙蓋の上にさらに木の落し蓋を載せてます。) 煮ている最中に水が減って豆が顔をだすようなら、水を足す。
5 豆を指で縦につまんでつぶれるぐらいになったら火を止め、蓋をして鍋のまま冷ます。このとき、豆が冷めきるまで絶対に豆が空気に触れないようにする。
6 煮汁が多い場合は、豆が冷めきった後で豆と煮汁をわけ、煮汁を好みの濃さまで煮詰める。再び豆を戻して紙蓋などを載せて空気に触れないようにして冷ます。
○コツ・ポイント
煮るときに錆びた鉄くぎを入れるか鉄鍋を使うことで、アントシアニンと鉄イオンが反応してつやつやの黒色になります。 皮をしわしわにしないために、煮ている最中および冷ましきるまでは豆が空気に触れないようにしてください。また、皮が破けないようにひたすら弱火で豆が踊らないようにしましょう。
投稿者 totokaka : 2008年12月05日 Tweet