2022年2月2日
2022年02月02日
『農業と政治』シリーズ8:柳田國男が見た日本の農業
【『農業と政治』シリーズ7:農協は必要か否か?】を経て、同シリーズは今回より新たなテーマに入ります。
主人公は、柳田國男。
日本民俗学の創始者と呼ばれる彼が、明治時代、農政改革を志し活動していたという事実を皆さんはご存知でしょうか。
農商務省(現在の農林水産省と経済産業省の前身)の在籍期間はわずか2年(1900-1902)ながら、その後も全国各地を回って農政についての講演や視察を行い、1910年には講演録をまとめた「時代ト農政」を刊行。
百年前に書かれたその内容は、現在進行形の課題として未だ抜本的な解決策を見出せていない、国内農業衰退の本質にも迫るものです。
初回となる今回は、彼が農政改革を志す起点となった「(明治時代)当時の日本農業・農家の現実」をご紹介していきます。
投稿者 negi : 2022年02月02日
Tweet