2014年8月21日

2014年08月21日

『都市型直売所の可能性を探る』1~都市と地方をつなぐ直売所の拡大。その原動力とは何か?

 

生産者~1
今回のシリーズ投稿は、『都市型直売所の可能性を探る』と題し、特に近年注目を浴びている都市型直売所事業にスポットを当て、成長を続ける理由、今後の可能性について追求を進めていきます。

第一回目となる今回は、拡大を続ける直売所事業について、その社会的背景に迫りながら、状況認識の共有を図っていきたいと思います。


■Ⅰ.どんどん増えている直売所

農産物直売所は、古くから存在する一つの業態ですが、近年、テレビや雑誌、新聞等のメディアで取り上げられることが格段に増えています。

実際、平成24年度の農林水産省調査によれば、全国の直売所の数は23,560店舗であり、年間総売上高は8,448億円。直売所の店舗数は、日本全国のセブンイレブン15,072店舗よりも多く、その年間売上高は、ライフコーポレーション5,031億円よりも大きい(平成24年商業統計より)。
推移グラフ

 

直売所は、今や、コンビニ・スーパーなど既存の流通店舗と立派に肩を並べるほど、その存在感を増してきています。

(さらに…)

投稿者 noublog : 2014年08月21日