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2007年02月14日

病虫害の根本原因は?~作物の病虫害との関係

しばたさん、正国さん、お互いに気付きがあったようですね。 😀
このサイトの管理者の方は、毎日の農作業や作物を観察するというご自身の体験の中から、このような農法の確信を得たのですね。
本当に学ぶべきところがたくさんあるなあ、と痛感している小松です。
という訳で、「無肥料栽培(有機農法の、その先の世界へ・・・)」を読み進めると、またまた目からウロコ の認識に遭遇しました。
引き続き引用します。

作物の病虫害との関係
 現在の農業は、化学肥料農薬を用いた農法と、有機農法に共通して、病害虫の問題は避けては通る事の出来ない問題です。そして私たち人間も同じ事で、医学にとって病気の問題を解決することは予防医学と治療医学の両面で、いつまでも終わる事のない課題になっています。

 しかし、人間のもつ「自然治癒力と浄化作用」という視点に立ったとき、作物のあらゆる病虫害も、人間の病気と一致した現象であることに気付きます。作物を観察していくうちに、植物にとっての病虫害の根本原因は、植物自身にあるのではなく、植物が根から吸い上げたものに影響されているのではないかということに気づいたのが第一です。

なるほど~!言われてみれば、確かにそうかも・・・。
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作物自身が行う浄化作用の場合、作物は吸い上げた毒素を身体の外に排泄しようと、気孔や表皮細胞から蒸散の助けを借りながら吐き出しはじめます。このとき主に葉面に病気として現れます。これは、人がアトピー性皮膚炎を発症しているときと全く同じ仕組みで行われています。ここからが大切で、その排泄された毒素が、その後にどうなるのかが重要になってきます。人間や動物は、膿や濁血の形で身体の外に出てしまった毒素をその後、自分の力で責任をもって処理することはありません。処理というのは、例えば水に流すとか、ゴミにして捨てるということではなく、毒素を解毒して、分解させて無害化するようなことを言います。
 しかし植物は賢明です。植物は、その排泄された毒素の処理を細菌や昆虫類などに託します。細菌類や昆虫のなかには、その排泄された毒素を好んで食べようとするものがおり、自らの身体を通し、消化することで、自然界に無害化された形で排泄還元するという素晴らしい機能をもったものがいます。排泄された毒素は、そのまま自然界に毒素として残るのではなく、必ず虫や細菌類によって無害化されて、自然界に返されます。この無害化という過程において不可欠な役割を果たしているのが、一般で言われる害虫であり、病原菌になります。
 作物が吐き出した毒素の内容成分の種類と性質は様々です。肥料の種類ごとに発生する病虫害が違うのもこのためです。毒素の種類によって、極微細な細菌類では処理しきれないような、いわゆる大きな形の毒素の場合は、虫類が分解処理の役割を果たします。
植物が排泄しようとする毒素を好んで食べに来るものが細菌類の場合、その症状として例えば、葉カビやウドンコ病などの植物体の病気として現れます。また、毒素を好んで食べに来るものが昆虫類の場合はアブラムシ、ヨトウ虫、根きり虫、芯食い虫、などなどの害虫といわれているものたちで、それらが毒素分解の役割をもつものにあたります。
病虫害の発生は、その一歩手前で植物の身体でおきていることに、寄生するように発生していることなのです。その病原菌や害虫類が好むそのものは、具体的にどのような成分のものであるかはまだ分かっておらず、これが物質の形でとらえられるものなのか、それとも物質の形を持っていないものなのか、研究の余地が十分あるところでしょう。

なるほど。ということは、人間にとっては厄介な病害虫も、実は自然の浄化作用に不可欠な存在ということになりますね。
まさに目からウロコですが、論理的には、十分可能性がある仮説だと思います。
今になって思えば、庭の植木なども、地面に植えたものは殆ど病気にもならないのですが、鉢植えにして肥料をせっせと与えなければならないものは、虫や病気がつきやすいという経験が私にもあります。“毒”を与えていたようですね。
冒頭にも述べましたが、作物をしっかり観察する中から、このような仮説に辿り着くことが出来たというところが、この方の凄いところだし、学ぶべきところだと思います。
原始人類は、本能では適応できないような極限的な状況の中で、共認機能に可能性収束し、自然を注視し、自然との対話を試みる中からその背後に精霊(自然の法則)を見ました。まさにそんな感じでしょうか。(「実言論」参照
無肥料栽培では、技術云々よりも、まずはそのように作物に同化できる心こそが求められるような気がします。
ますます興味津々です。 🙄

投稿者 komayu : 2007年02月14日 List   

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コメント

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