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2011年05月17日

想いを伝え、みんなと繋がる農業へ ~モクモクファーム全国食育フォーラムに参加して~

みなさんこんにちは、sugi70です。
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GWもあっという間に終り、五月の半ば。みなさんは連休はどのように過ごされましたか?
農業者がGWと聞いてピンとくるのは、「田植え」なんです^^
特に兼業農家の方は、この休みを利用し家族総出で苗を植え切ってしまいます。
田植え直後の苗は何だか頼りないですが、これが数ヶ月で立派な稲に育ってくれるのだから本当に関心します。そして、仕事に精を出す農家さんにも。
周りに田んぼが見える方は、また気が向いたら田んぼを見てみてください。今は田植えが終わって弱弱しいけど一面びしっと苗が植わっています
さて、今回のブログの記事ですが、2ヶ月ほど遡ります。
2月の23・24日に、当ブログでも紹介している、農事組合法人「モクモク手づくりファーム」にて、全国食育交流フォーラムが開催され、類農園も参加し、活動事例発表を行ってきました。
テーマは「感動を伝える仕事~国境を越えて、つなげよう食育の輪~」として、全国から300名ほどの食育に関心のある人(学生から農家、食関連の企業まで様々)が集い、皆で交流を深めるとともに、フランスからお招きした食育家による基調講演や、モクモクファームの農業体験プログラムに参加したり、食育実践者の活動事例紹介などが行われ、非常に実りあるフォーラムとなりました。
特に関心したのは、「食育」という課題に対して、これだけ多くの方が熱心に取り組んでいるということと、実践するだけではなく、同じ意識を持っている人々と繋がっていきたいという想いが感じられたことです。
しかし、これほど関心がある「食育」って結局何なのだろうか?子供たちや消費者の方に何を伝えたいのだろうか?むしろ、何でここまで伝えたいのだろうか?という疑問が沸いてきます。
そのように、「食育」を追求していくと、やはり最後にはみんなが「農の可能性」に対して大きな期待をかけてくれているということがわかります。その期待とは何なのか?この記事で明らかにします
そこで、今回の記事の構成としては、


1.食育フォーラムの紹介
2.類農園活動事例発表会の紹介
3.食育って何?みんなが農に期待しているものは?

の3段構成で行きたいと思います。
「食育」や農業に関心のある方、続きが気になる方はこちらをぽちっとお願いします☆

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1.全国食育フォーラムの紹介
皆さんはモクモクファームをご存知ですか?
モクモクファームってこんなとこ♪①テーマパーク
http://blog.new-agriculture.com/blog/2009/03/000815.html
モクモクファームってこんなとこ♪②充実した体験教室・イベント
http://blog.new-agriculture.com/blog/2009/04/000816.html
「農」再生の実現基盤ってなに?~5章ー3 農をめぐる新しい試みの成功事例~モクモク手づくりファームから農村再生☆+゜~
http://blog.new-agriculture.com/blog/2011/01/001174.html
三重県阿山町というところで、年間五〇万人もの観光客が訪れ、地元産の豚肉を使ったハムやソーセージのほか、パンや地ビール、野菜ジュースなど手作り農産物を製造販売するだけでなく、レストランや温泉施設、結婚式場まで備えた一大テーマパークとして、人気を集めています。
一度入ってみれば農業のテーマパークという感じで、とても楽しい一日を過ごせます♪
可愛いミニブタショーやソーセージつくり体験、苺摘み・椎茸狩り体験など農業体験も充実しており、何度も来たい!と思わせてくれます^^
さて、そんなモクモクファームが今年の2月23・24日に全国各地から食に関心のある人々を招いて「全国食育フォーラム」を開催しました。
全国食育フォーラム→
http://www.moku-moku.com/shokuiku/index.html
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テーマは「感動を伝える仕事~国境を越えて、つなげよう食育の輪~」として、全国から300名ほどの食育に関心のある人(学生から農家、食関連の企業まで様々)が集い、皆で交流を深めるとともに、フランスからお招きした食育家による基調講演や、モクモクファームの農業体験プログラムに参加したり、食育実践者の活動事例紹介などが行われ、非常に実りあるフォーラムとなりました。
モクモクファームがどのような意識で事業に取り組んでいるのかを知り、食育の大切さに気付き、食に関係する多くの人達と交流を深めることがとても良かったと思います。
特に関心したのは、モクモクファームの農業体験プログラムに対するスタンスが、ただ体験してもらうのではなく、生産者の想いであったり、食べることはどのようなことなのかを伝えてくれる、「食育」を実践していることでした。
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苺摘み体験や乳搾り体験、そしてソーセージつくり体験にしても、ただ摘み取って食べたり、作って楽しむのではなく、例えば苺ならば、苺はどんな風にして育っていくのか、どんな苺が美味しいのかを体験中に話してくれ、体験する人を「なるほど!」という気持ちにさせてくれます。
またそのように、自分たちの商品の想いを伝え、お客様と喜びを共有するということが、これからどんな業種であれ、求められているのだと感じました。
食育というと、食の安心・安全から始まり、危機感を感じさせるイメージがなんとなくありますが、モクモクファームの場合は、むしろ食や農というフィールドを通じて、楽しさを伝える教育なのだと思います。
2.類農園活動事例発表会の紹介
さて、当日はモクモクファームの主催する、農業体験プログラム以外にも、参加者による活動事例発表会があり、私たち類農園もこれに参加してきました!
内容は、私たちが設立当初から続けている、「自然体験学習教室」についての紹介です。
【類農園の紹介】社会と繋がる!自然体験学習教室って何?
http://blog.new-agriculture.com/blog/2010/05/001102.html
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この活動事例発表会では、「食育」と絡めて、僕たちがどんなコンセプトで自然体験学習教室を開催しているのかを紹介しました。
そのコンセプトとは、以下の通りです。
☆農という場を通じて、自然と触れあい、仲間たちとの共同作業を通じて、仲間と協力することの楽しさ、食を作る大変さ・楽しさを感じてもらい、将来みんなのことを考えられる大人に成長してほしい☆
そこで、4つの繋がりを意識して教室を運営しています。


1.自然と繋がる→遊びや作物と触れる
2.仲間と繋がる→農作業による協働作業・みんなとの遊び
3.地域と繋がる→地域の農家さんのお手伝い!
4.社会と繋がる→販売体験

4つの繋がりを意識している理由としては、日ごろ何気なく食べているものであっても、食卓に並ぶまでには、本当に多くの過程や作り手の想いが込められているというのを実感してもらいたいからです。
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作物を作るにあたっては、野菜の気持ちを知る必要があります。
それを育てていく上では、仲間との協力が大切です。
そして、自分たちで作物を育てた経験を通じて、実際に農家さんのお手伝いに行ったり、作った作物をお客さんに販売することで、農家さんはどんな想いで作物を育てていたのか、お客さんはどんな気持ちで野菜を買ってくれるのかを感じ取ることが出来ます。
そのような経験を通じて、将来自分の食だけではなく、みんなの食・農業を考えられる子供に育ってほしい。そんな想いで自然体験学習教室を続けています。
恥ずかしながら、このような活動発表をしてきました^^
3.結局食育ってなんだろう?みんなの農への期待って?
最後、簡単にですがまとめさせていただきます。
実際に食育フォーラムに参加し、僕自身も「食育」って何だろう?と疑問に感じていました。
固く考えてしまうと、食に対する知識や感性を深めて、自分の食生活を豊かなものにしていくという発想になってしまいますが、どうもそれだけではないと思います。
一番伝えたいことは、今現在であれば、食に対する関心や、安心・安全というキーワードが出てきたのも、つまるところ食べる側と作る側があまりにも離れすぎてしまって、お互いの想いの刷り合わせができていないからだと思います。
昔であれば、食べ物は自分たちで作っていたし、都会にいったとしても、実家から米や野菜が送られてくるのが日常的でした。身近な人が作ってくれた野菜は一番安心できるし、だからこそ安全だと思うことが出来るのだと思います。
なので、今食育が注目されているのは、食育には生産者と消費者を繋ぐために、お互いの想いを発信し、信頼関係を築いていく媒体としての機能があるということなのではないでしょうか?
そして、社会に出た時に必要とされるのも、相手の期待を感じ取ってそれに応える。そのことでやりがいを感じられるということだと思います。
みんなの生活の中で、一番身近にあるのが「食」。そして、その「食」をつくる産業が農であり、そこからの発信が今求められています。
生産にこだわるのではなく、積極的に消費者を関わりに行く、喜んでいただくという気持ちが大事なのだと思います。
以上です。ありがとうございました。

投稿者 sugi70 : 2011年05月17日 List   

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コメント

孫さん楽天潰したってよ

投稿者 woven interlining : 2014年1月14日 17:38

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