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2009年11月10日
見知らぬ人々との認識交流の場=原初の社会
皆さんこんばんは、農業一年生のsugi70です 🙂
ちなみに今日は、農業とは関係ないのですが、近くの村に廃校になってしまった分校があり、いらない資材や備品を頂戴してきました。机や椅子だけではなく、流し台や蛍光灯、さらには顕微鏡まで、そのままでは捨てられてしまうものでも、農業をやっていると何でも宝の山に見えてきて、わくわくした一日でした。ちょっと工夫すれば、どんなものでも修理や改良、加工ができるんでしょうね。
さて、雑談はここまでで、本題に入っていきます!
今回も、『次代を読む』から、次代の農業を考えていきたいと思います。
タイトルは『見知らぬ人々との認識交流の場=原初の社会』ですが、これと農業がどのように関連しているのか、どのような可能性が見えるのか、本文を参照しつつ、追求していきます。
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以下、次代を読むから引用。
今、求められているのは、旧観念とは逆の、現実直視→実現思考に基づく全く新しい認識である。それは、夫々の仕事に従事しながらこの現実を生きる『みんな』=普通の人々によって生み出される。傍観者ではなく当事者として現実を生きる普通の人々の実感と、それに基づく徹底した事実の追求だけが、現実に使える認識を発掘してゆく。
ただ、現実(=この時代)は複雑で、自分一人で考えても見極められないし、判断を誤る危険もある。何より、一人で考えても、活力が出てこない。だから、認識の必要に気付いた皆で、現実に使える認識を紡ぎ出してゆく『場』があればいい。それが、認識交流の場である。
既に、答えを求める『みんな期待』は急速に高まってきており、今や、『発信欠乏が喉元まで出かかっている』段階に来ていると言っても良い。言い換えれば、誰もが答え欠乏⇒発信欠乏に応えてくれるのを待ち望んでいる状態にある。
おそらく、私権の衰弱と不全の増大の最終局面では、見知らぬ人への警戒心より、答えを求める人(みんな)収束の引力が上回り、街のあちこちで見知らぬ人同士が声をかけ合い、語り合う風景が現出するだろう。
実際、電車の中でも飲み屋でも、見知らぬ人に声をかけ、新しい認識を語れば、殆どの人が、待ってましたとばかりに、自分の思いを話し出す。しかし、集団を出た人々が行き交い溜まれる場は、基本的には路上しかない。既に、その萌芽は、路上のジベタリアンや、路上パフォーマーの周りの人だかりetc.として現われ始めている。
路上で出会う見知らぬ人たちは、完全に集団から離脱した社会空間にいる。しかも、今や誰もが答えを求めている。そこでみんなと語り合える共認形成の場を形成することが出来れば、その場は完全に集団を超えた、新しい社会の原初形態、つまり『原初の社会』そのものとなる。しかもそれは、人々が初めて身近なものとして感じられる社会である。
これまで、社会は、みんなにとって、なんとなく遠い存在であったり、自分には関係のない話だと感じている人が多かったと思います。
しかし、『新しい社会』とは、現実を生きる人々が傍観者から当事者へと意識を転換させることで、みんなで『この社会をどうする』という課題に取り組んでいくことだといえます。
見知らぬ人々が路上という、集団から離れたしがらみのない空間で、共認形成の場を作り出していくという過程は、私権時代には考えられなかったことで、その場の圧力が、やがてみんなで社会に役に立つ認識を形成し、それを共認していくきっかけ、つまり原初の社会となると、『次代を読む』では書かれています。
共認形成の場が、次代の活力になるといえるでしょう。
『農』という視点で考えてみると?
実は、『原初の社会』に類似している事例は、昔の村落共同体でもあり、それは、ごくごくありふれたものでした。
なぜなら、農村では『村をどうする?』という絶対課題が存在していたからです、
さらに、それは常に村のみんなが当事者として考ることで、日常的に共認形成の場が出来ていました。
単純な例ですが、田んぼで稲を育てるという課題に一番重要なポイントは、水の管理です。山間地の水田の場合、山を切り開いてつくった『棚田』が多いです。そうなると、みんなが米をつくれるように、限られた水を均等に引くには、どういう段取りで田植えをするのか、それぞれの水田ごとの水を引く日数などが決められます。(ちなみに水の管理は現代でも行われています。)
その他の、里山の管理や、年貢、男女関係や日常生活にいたるまで、村全体の課題と、それぞれの農民の課題は同じで、まさに、村のみんなが当事者になっていたことで、村が一つの共同体としてまとまっていたといえるでしょう。村で生活している限りは、課題は無数に存在したため、常に活力をもってみんなが生きていたように感じます。
まとめ
・路上で形成される『原初の社会』と、村落共同体は当事者意識があるという点で共通している。
ただし、村落共同体の課題は、『社会』ではなく、あくまでも『村』という集団に向けられているものということが大きな違いです。
次代の農業をどうする?
現代もそうですが、田舎は都市部とは全く環境が違うため、社会の不全を捉えにくいという特徴があります。だからこそ、農業という枠組みのなかで、可能性を探っても、みんなの期待を感じられず、答えが見つかりません。
だからこそ、これからの農業は、開かれた場所にどんどん自分たちの不全や認識を発信することで、みんなで農業について、課題や答えを追求していくことが求められていると思います。70年代に貧困が消滅し、生存圧力がなくなった以上、外圧つまり、次の活力源は、みんなで作り出して行くしかないからです。
そんなわけで、農業に就いている僕も、日々の実感や気づきなどをどんどん発信することで、みんなの活力をあげていけたらいいなと想っています。みなさんも、日ごろ感じている農業への関心や期待など、どしどし発信していって下さい!宜しくお願いします。
以上です。ありがとうございました。
投稿者 sugi70 : 2009年11月10日 TweetList
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コメント
投稿者 kids uggs classic short sand : 2013年9月5日 03:23
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投稿者 navy hermes bags : 2014年1月30日 09:55
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