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2008年12月11日

狙われる日本、多国籍企業が種子の支配を加速!

こんにちは。
先日の日本農業新聞で、食の危機を煽られる記事を読みました。
予想以上に、種の支配とGM作物の拡大が進められ、加速されているということにあらためて気付かされました。
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以下、
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin5/article.php?storyid=744
および、紙面から引用です。

[種 誰の手に](上)狙われる日本/多国籍企業が買収加速
掲載日:08-12-09
 農薬や遺伝子組み換え(GM)種子を扱う多国籍企業が、世界各地で種苗会社の買収を加速させている。近年は穀物に加え、野菜や花の種苗会社買収が相次ぐ。農薬事業だけでは世界トップを維持できないためで、付加価値の高い野菜や花の種苗を握ることで寡占化を狙う。矛先は、豊富な遺伝資源を持つ日本にも向けられる。多国籍企業の買収の狙いは何か、国内の種苗会社はどう立ち向かうのかを探った。
■市場も資源も魅力
 シンジェンタ(スイス)、バイエル(ドイツ)、モンサント(米国)――。2007年の決算が出そろう中、バイオ関連分野でのトップ3が、これらの多国籍企業だった。特徴的なのはシンジェンタとバイエルが、売上高の過半を農薬事業が占めたのに対し、モンサントは種子が農薬を大きく上回ったことだ。
近年、モンサントなどがこぞって買収を進めるのが、野菜や花の遺伝資源を握る種苗会社だ。
 同社は05年、野菜・果物種苗で世界の2割を占め、年間530億円を売り上げる最オ大手のセミニス(米国)を買収。今年6月にはオランダの野菜種苗会社、デライターシーズを買収、トマトやパプリカなどの種子も握った。
 シンジェンタも10月21日、米国の花き種苗大手、ゴールドスミス・シーズを買収した後、同月29日にはやはり米国の花生産会社、ヨダー・ブラザースの菊、アスター部門を立て続けに買収。相次ぐ買収の動きは、同社の日本関係者さえ「詳しく把握できない」という。
 一方、キムチ用ハクサイやダイコンなどで、独自の遺伝資源を持つ韓国の種苗会社は、同国経済が落ち込んだ1990年代後半、モンサントやシンジェンタなどに買収された。いまや、「(同国の)主要な種苗会社6社は、すべて外資が買収した。」(種苗関係者)といわれるほどだ。
    ○          ●
矛先は日本にも向かう。07年、種苗事業で世界4位のリマグレン(フランス)は野菜種苗を扱う、みかど協和を買収。今年6月には、モンサント傘下のデライターシーズが千葉県内に法人を立ち上げ、日本進出を果たした。
             —–中略—–
■目標は野菜のGM化
 多国籍企業による相次ぐ種苗会社の買収や、日本進出。海外の種苗会社の動向に詳しい、日本貿易振興機構・アジア経済研究所の久保研介研究員は「狙いは買収による野菜のGM化だ」と断言する。「GM技術を使わないなら、モンサントが野菜種苗を握るセミニスを買収した意味がない」からだ。健康に配慮し、栄養成分の高いGM野菜であれば、消費者の拒否症状を覆せる、との狙いがあるとみる。
 この流れを日本の種苗会社、どう受け止めるのか。

健康志向を利用したGM作物の拡大、見逃せません。
こんな事実も、みんな(農産物の作り手も買い手も)で共有して、考えて行かなければならないと思います。
                                                by 長谷

投稿者 naganobu : 2008年12月11日 List   

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