2008年11月29日
2008年11月29日
食の安全安心は、トレーサビリティーではなく、共認充足で得られる。
こんにちは。
先日の農業新聞に、興味を引かれる記事があったので紹介します。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin2/article.php?storyid=599
食品購入 安さも大事だけど・・・/一番は 食の安全熱心な店
掲載日:08-11-23
特定非営利活動法人(NPO法人)「生活者のための食の安心協議会」は20~60代の女性520人に食品を購入する際の意識調査を行った。その結果、半数を超える53%が「食の安全対策に熱心な店を選ぶ」と答えた。その一方、「安さで選ぶ」(23%)「利便性(店の近さ)で選ぶ」(24%)も重要な要素になっていた。
調査は10月下旬、インターネットで調査会社のモニターに登録している人を対象に実施した。「トレーサビリティー(生産・流通履歴を追跡する仕組み)を意識して購入している食品はあるか」との問いには、7割が「意識して購入した食品は一つもない」と回答。トレーサビリティーが導入されている牛肉を買う際に重視するのは(複数回答)、「産地」(72%)「値段」(71%)「牛の品種(和牛・国産牛・輸入牛など)」(59%)が上位で、「トレーサビリティー」は4%にとどまった。
比較的、食の安全安心に関心の高い層が対象のアンケートではあると思いますが、それを差し引いて見ても、
半数以上53%が「食の安全対策に熱心な店を選ぶ」
トレサビリティーに関しては、7割が「意識して購入した食品は一つもない」
牛肉を買う際に、「トレーサビリティー」を重視する人は4%
という結果は、現在の意識潮流の変化を表していると見ることもできるのではないかと思います。
最近の事故米や偽装表示問題etc.の報道を通じて、食品の表示や肩書き、トレサビリティーシステムを信用していない、あるいは、モノ(食品)そのものの来歴や肩書きより、そこに携わる人との共認充足を求めている。それが、安心・安全の基盤と感じているのではないでしょうか。
その結果の1つが「食の安全対策に熱心な店を選ぶ」という意識。つまり、買い手と接する店の取り組み姿勢、そこで、店員と交わされるやり取りを通じての充足。この店だから安心。
これらは、モノ→共認充足へ
の一端を表していると見るのは、穿ち過ぎでしょうか?
最後まで読んでくれてありがとう。
ぽちっとよろしく!
投稿者 naganobu : 2008年11月29日 Tweet