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2014年10月06日

『生命の根源;水を探る』シリーズ-1  ~プロローグ~

 

トップ水

今日から、『水』について探求する新シリーズを、『農業革命;未知なる乳酸菌』追求の一貫として立ち上げます。

この間、仲間とともに乳酸菌について調査、また実験も行ってきました。(リンク)
探索の射程は360度、限りなく広く、そして深いものです。その様な状況で、私たちがぶち当たったのが、全生物の根源と云える『水』の追求がまずもって不可欠ではないか?という課題意識です。

これまでの私たちの追求では「乳酸菌解明」というテーマを掲げた時点で、どこか、乳酸菌『単独』の力で植物の成長を促したり、人間に潜在する本能的な能力を引き出す。と捉えてきた傾向がありました。
しかし事実は、乳酸菌は現実の多様な生命体が活動する環境の中に存在し、相互に影響しあって活動しており、乳酸菌等の微生物群の全ては、生存をかけて共生適応しているのです。
・・・そう捉え返すと、環境の中で乳酸菌と共生する者との関係性についての解明が不可欠であり、そしてまずもって、幾多の環境要素、その関係性の中でも、最も根源的な『水』の追求が不可欠!との認識に至りました。

そもそも「水」があったからこそ生命が生まれ、そして水こそが、微生物から動植物、人間など生きとし生けるもの全ての活動を支えています。その影響は計り知れません。乳酸菌が効果を発揮するのも水があってこそ。。。

加えて、このような根源物質である水や空気の研究は、長く「定量化」出来なかったため、『水と空気には触るな』という不文律が存在していた、というショッキングな話も知りました。(定量化:物質や現象を数値化して、再現性を確認すること)定量化出来ないものは研究対象にならず、ビジネスになりにくいため、市場原理に乗らない状況があったようです。
それが、ここ20年くらいの最新の超精密計測器の現出などで、ようやく追求が再開されたようで、まだまだ未明領域が潜んでいます。ここに私たち素人の発想も塗り重ねて、解明していく意義や可能性も感じているところです。

このような考えから私たちは、乳酸菌解明に繋げることを射程に置きながら、今後、水の解明に取り組んでいきます。

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この様な事を考えていた折、新しい『水の見識』を携えた大坪亮一氏(http://www.npo-ipms.jp/adviser/otsubo.html)のお話を伺う機会があり、ますます水に対する興味を持ちました。(今後この大坪氏著作の『水の科学』に書かれている内容の紹介をベースにし、これに多様な切り口を塗り重ねながら探求を進めていきます)

水の科学
そして、大坪氏による提言の中でも、注目点は『解離水』です。これが人間を含む多くの生物にとって大いなるプラス作用をもたらすと言うのです。この解離水は、生命誕生の場と言われている深海の熱水噴出口の水もそうだし、薬用効用が高いと言われる奈良県の天川水ドイツのノルデナウの地層をくぐり抜けた「軌跡の水」も、そして身近なところでは雷の放電を受けた雨水なども解離しているといいます。

初回の今日は、この解離水の概要をまずお伝えします。

■解離水とは?

解離水
 

(画像はこちらよりおかりしました)
水は簡単にいうと「プロトン(水素原子)酸素原子電子」が融合してできており、イメージとしては「電子が強力な接着剤となりプロトンと酸素原子を固めた」液体。この水分子が壊れる時の現象を「解離」と呼ぶ。
※専門的には、「イオン積が大きく、電離度が高くなる現象」を「解離」と定義している(NPO法人プロトン医学研究所)

(「水」を把握しようとする際、H2Oという誰もが知っている化学式だけからは、何も見えてこない。酸素1、水素2の割合で化合しても、水は作れず、水の生成には、素粒子や電磁気によるエネルギー反応が深く関与しているそうです。水そのものの本質については次回以降紐解いていく予定)

そして、水を「解離」させるには、電磁力や圧力、熱エネルギー等、強大な負荷をかける必要がある。自然界では、雷放電や火山の水蒸気爆発、地盤に含まれる種々の鉱石からの電磁波の作用などが、水分子の破壊現象であり、この巨大エネルギーが水を解離させている様です。

では、この「解離」現象が生体にどう影響するのか?いくつか例示します。

●細胞膜の外から内に通過できるのが解離水
生体は、細胞外の水を細胞内に取り組む際、細胞膜内のアクアポリン(水チャンネル)というタンパク質から成る特殊な装置で水の物性を変化させている。このアクアポリンは超ミニサイズなので、H2Oのままの水は通過できず、HO-とH+に解離させることで通過が可能になるようだ。

そしてその際、膨大な生命エネルギー(ATP=生体高分子)を消費している。(この消費するエネルギーによって細胞の寿命が決まるとも言われており、体調を崩したり高齢になると水が飲めなくなるのもこのため)

そこで、あらかじめ解離している水を飲めば、体内のエネルギーを損なうことなく、水を細胞内に取り組むことが出来るようになる。(実際に解離水を飲んでみると、通常はがぶ飲みしても負荷を感じず、体内に吸収される実感が持てる。)

アクアポリン
 

(画像はこちらよりお借りしました)
●光合成でも水が解離している
光合成では、太陽光に励起された水分子が解離して(H+とOH-が遊離)、二酸化炭素と反応して栄養素となる炭水化物(C6H12O6)を生成している。初期光合成細菌であるシアノバクテリアは、温かく浅い海で太陽の光を浴びながら何億年もの間、水分子を解離して微細な酸素の泡を放出し続けた、と言われている。

シアのバクテリア
 

(画像はこちらよりおかりしました)
●生体内の解離水が生命活動を支える源
人間の生体内でも、水の生成と解離現象が起きており、これが生命活動の基本となっている。60兆個の細胞内の呼吸鎖(電子伝達系)で水が生成されている(=代謝水)。そしてこの代謝水の生成時に発生した生体エネルギーを使い、ミトコンドリアが回転して、ATP合成酵素を生産している。(ミトコンドリアはその他に各種ホルモンや神経、筋肉、体温など生命活動の基本物質を作っている)

ssミトコンドリア合成
 

(画像はこちらよりおかりしました)
●血液生成時の重要な役割
血液は小腸の絨毛組織で作られている。小腸壁の粘膜細胞膜内のアクアポリンを通過した水は解離してエネルギーが高くなる。この水のエネルギーが作用して食べ物が溶かされ(イオン化)、血液の元(モレラ)が出来ていくとのこと。

造血血液・細胞新生の真実
 

(画像はこちらよりおかりしました)
・・・いかがですか? 解離水の影響やその効果の一片がお分かりになりましたか? 今後続く記事では、水の起源なども遡り、追求していく予定です。

今後の記事構成予定
1.水とは  ・・・水の起源、生命の起源.諸説の紹介と仮説.
2.水の物性 ・・・生命エネルギーとしての水.溶媒としての水.
3.解離水と生命活動(人類編)
4.解離水と生命活動(植物編)
5.水と微生物(乳酸菌)仮説

・・・どうぞお楽しみに。(ご意見ご感想もお待ちしています)

投稿者 noublog : 2014年10月06日 List   

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