2014年10月12日
2014年10月12日
微生物と植物の協働関係を進化史から探る 1
最近注目されている有機農業などの事例を受けて、微生物が農産物栽培に数々の好影響を与えていることは十分に認知されてきました。しかし、栽培現場からの報告では、微生物が栽培などの行為に貢献している科学的根拠がもうひとつ鮮明に伝わってこないというもどかしさもあります。
そこで当ブログでは、進化史的視点を組み込んで、現代農業における微生物と植物細胞の関わりをさらに掘り下げて行きます。科学的な視点から植物や農業に関連する課題を多角的に紐解いていくことができれば、植物の生育を司っている微生物の機構、あるいは両者の共生関係のポイントなどがもっと鮮明になるはずです。さらに、生産の現場で役に立つ認識以外にも、植物が地球の酸素濃度などに与える影響などの学問的問題にも肉薄できるのではないかと考えています。
今日はそのプロローグです。 (さらに…)
投稿者 noublog : 2014年10月12日 Tweet