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2011年01月04日

【今年の目標】 土を知ろう

皆さんこんばんは、農園のsugi70です。
そして、明けましておめでとうございます。
本年もより良い年になるように、一同力を合わせて頑張りますので、よろしくお願いします
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先の投稿にあったように、想えば、2010年はたくさんの嬉しい出来事がありました
研修生や農業体験のお客様がたくさん来てくださり、また、取引先の方々も増えていく中で、農園にかかっている期待も上がってきています。
そこで、現場としては、基盤となる作物の生産についても、よりよいものを作っていきたい と皆で意気込んでいます
今回のブログの記事は、一年の目標として、健康な作物が育つような、土作り(生産課題の基盤となる)をしていきたい、そのためにどうする?を書きたいと思います

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去年の栽培から感じたことについて
想えば去年は、露地の野菜からハウスの野菜まで、数多くの野菜の栽培にチャレンジさせてもらいました。類農園では、子供の教育の場として、自然体験学習教室の畑というものがありますが、その中では、一年間を通じて、実に30種類以上の作物を育てていきます。大根・人参・かぶなどの根菜類から、ナス・ピーマン・キュウリなどの果菜類、そしてホウレン草や白菜、キャベツなどの葉菜類まで、あらゆる野菜の世話をさせていただきました。
また、ハウス内では、水菜や大和真菜など、軟弱野菜を中心に栽培してきました
そして、栽培をしている中では、うまくいったこともあれば、大失敗をしたこともたくさんあります。ホウレン草の生長が止まってしまったり、きゅうりは病気になって枯れ上がってしまったり、大根は虫害でボロボロ、ハウス内で育てていた水菜は、発芽が全く揃わない、芽が出たとしても急に萎れて腐ってしまったこともありますし、とにかく色々なことがありました
そのような出来事もありながら、「じゃあどうすればいい?」と考えていく中で、病気や害虫に対しては、早めの対処をしていくことや、水やりの加減、肥料分の計算を考えながら、今は徐々に改善に向かっており、嬉しい限りです。
そして、今年は、もっといいものを作り、お客様や取引先の方々の期待に応えられるような作物を生産していきたいと思います
土を知ろう
そこで今必要と感じているものが、「土を知ること」です。
良い土で育った野菜は、土を掘り返してみれば、しっかりと作物が根を伸ばし、また毛細根という、うぶ毛のような根っこがびっちりと生えています。そんな作物は、病気にも強く、また味や葉の厚みも違ってきているように感じます。
作物が育つ用件としては、大きくは土と、水、日当たりが関わってきますが、基礎的な部分としての土を理解することが、まだまだ不十分だと感じています。
今年は、そもそも土って何なのか?どんな土にしていったら、作物が元気に育ってくれるのかを追求していきたいと思います。
土って何?
さて、土はどんな風にできているか、皆さんご存知ですか?
土は岩石が風化してできた無機物だけではなく、生物の死骸などの有機物、そして、そこに住んでいる微生物や細菌によって構成されていて、ものすごく多面的な構造になっています。
また、土には隙間があり、その中に空気や水が入り込むことで、植物は呼吸したり、養分を吸収できるようになっています。
そして、土に住んでいる微生物や細菌たちも、植物にとって有用な働きをしてくれます。例えば、土中の有機物を分解してくれて、植物が養分を吸える状態にしてくれたり、必要な栄養素を固定化してくれる役割を担っています。
また、代謝の過程で分泌された成分は、土の団粒化を促し、ふかふかの土にしてくれます。また、作物にとって障害となる、病虫害に関しても、土中の生物群の多様化が進めば、結果的に悪さをする生物が減少していくので、病虫害も押さえられるのでは、と思います。
現在栽培の過程で特にネックになっているのが、病気なので、これに関しては、土を知り、土を浴していくことが必要だと思っています。
現在は、土壌の肥料分や、土の物理性については、追求しながら栽培を進めていますが、今年度は、土の中の微生物や、菌についても、実際にどのように働いているのか、どんな環境にしてあげたらいいのかを追求していきたいです。
今年の目標は
こうした点から、皆さんの期待に応える作物を生産するには、作物の様子を毎日観察するだけではなく、土の状態を、分析し、実際に目で見て、さわって確かめていくことで、どんな条件が、作物にとって育ちやすい環境になるのかを、追求していく必要があります。
具体的には土中の養分の分析に加えて、有機物の投与や、畑にどんな菌がいるのか、どんな菌を増やしたらいいのかを調べていこうと思います。
正直、まだまだわからないことだらけで、日々学んでいる最中ですが、周りの先輩方や農家の方々に教えをいただきつつ、少しでも、作物や土の気持ちがわかるようになりたいと思います。
まとまっていなくて申し訳ありませんが、今回は以上です 😀
今年も、宜しくお願いします

投稿者 sugi70 : 2011年01月04日 List   

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コメント

確かに、何を作るか?何を売るか?と言う視点は農家にとっても重要ですね!
宅配・直売所を通してお客さんと接して、これからの農業を考えていけば、既存の農業を打破できる突破口が見えてきそう!
勉強になりました!ありがとうございます!

投稿者 まーき : 2013年2月21日 19:40

なるほど!食品宅配の売上げがこんなにこんなにのびているとは思いませんでした~。農作物の販路として、可能性がありそうですね!
ところで、売り上げ増の分析部分で、共認充足がポイントとおっしゃられていますが、具体的には、宅配のどのあたりで共認が生まれるのでしょうか?以前、ワタミの宅食をとっていたのですが、届けてくれる方とお話しした記憶がほとんどないのですが・・・

投稿者 どんつる : 2013年2月21日 19:42

なるほど!!なるほど!!と惹きつけられながら、読む事が出来ました♪
私も宅配を届けてもらう時に感じの良い方に届けてもらうと、またあの方に届けて欲しいなぁって思うんです \´∨`/♪
送る人の想いも一緒に届けてくれるor作った方達の想いがそのまま感じれる『宅配』や『直売』って、やっぱりこれからも使う人が増えていくんだろうな~~~♪♪♪
         

投稿者 ウルトラウーマン : 2013年2月21日 20:01

ためになりました!
個人宅配の売上が伸びている様子を見るだけでも驚きでしたが、何で個人宅配が成功しているのかもわかって、すっきりしました。

投稿者 スギ : 2013年2月21日 22:12

“ まーき”さん、“どんつる”さん、“ウルトラウーマン”さん、“スギ”さん コメントありがとうございます。
“どんつる”さんの“届けてくれる方とお話しした記憶がほとんどないのですが・・・”についてですが、
残念でしたね、ワタミタクショクの配達員「まごころさん」にもいろいろな方がいるそうです。
ガソリン代自己負担、事故の保障無し、実質労働時間が16時間とも言われているようなので
無理もないかと思います。

投稿者 mukai : 2013年2月21日 22:18

これからの農業経営を考える~F1種から固定種へ

1.プロローグ みなさん、こんにちは。シリーズ『これからの農業経営を考える』ですが、 “0.プロローグ”で >市場の縮小、バブル経済の崩壊などにより、世界…

投稿者 新しい「農」のかたち : 2013年3月3日 21:58

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