国内の生産基盤は守れるのか |
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2006年09月27日
農業の進歩とは時短なのか?
日本農業の実態はどう変わって来たのか?
労働時間についてのデータを見てみます。
総務省の統計データより
水稲10a当りの労働時間と収量は、
年 労働時間(時間) 収量(kg)
1980 64.4 489
1985 54.5 529
1990 43.8 533
1995 39.1 515
2000 34.2 539
2001 33.8 533
2002 32.4 532
2003 31.6 489
稲作の10a当たりの労働時間が、’80年と比較して半減しています。
収量の方は、ほぼ横ばい。
大規模化や機械化で生産効率を上げてきたけれど、収量が上がったわけではなく、その成果は労働時間短縮というところに集約されているということでしょうか?
そう考えてみると、最近新しく出来る資材や機械の工夫には、省力化をアピールしているものが多い。ひもを簡単に留められますとか、何回かに分けてやっていた除草剤も一回で済みますとか、肥料を撒きながら耕うん出来ますとか・・・。
兼業で、会社勤めの傍ら田んぼの世話をする、会社は簡単に休めない、おじいちゃんや女手でも出来る、そういう中でなんとか稲作を続けるために、時短が至上命題になっているという現状を表しているように思います。
でも、時短には本来、可能性も隠れているはず。
同じものを作るのに、短い時間で出来るとすれば、残った時間をサービスや中身の高度化、あるいは社会活動にも向けられる。
そのようにして活動の質を転換してゆくことが、農の再生の鍵を握っているのではないでしょうか。
馬場
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投稿者 sbaba : 2006年09月27日 TweetList
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コメント
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