2006年9月26日
2006年09月26日
国内の生産基盤は守れるのか
食糧法施行後の米の流通
95年の食糧法施行前は米の流通や価格設定は、事実上は国の管理下にありました。かつ政府米の流通割合が自主流通米を上回っていましたが、政府米のブレンド米よりも単一銘柄米を好む風潮が次第に強まり、95年の食糧法施行後は割合が逆転。02年産では、政府米は1・6%と微々たる量です。また、計画外流通米の生産高に占める割合は年々高まっており、01年産で50・8%と初めて5割を突破。02年産では52・4%に増えました。
ところが、流通の自由化を進めていった結果、価格の推移はどうでしょうか。
米の販売価格(単位:円)
1995年 2000 2001 2002
うるち玄米 60kg 16,330 15,230 14,845 14,370 政府売り,1等
うるち玄米 60kg 18,770 15,270 14,880 14,800 計画外流通米,1等程度
参照 7 -21 農産物の販売価格
米の販売価格は年々下がっていく一方です。今まで政府は、国内の農業生産を守るor発展させるどころか、自由化という形でアメリカ追従や生産基盤の弱体化そのものを推し進めていたのではないかとさえ思えます。
>日本の食糧の要である米さえ、統制を弱め、市場原理を導入してきた結果、構造的には、全く成り立たない生産となり、衰退は火を見るよりもあきらかになってきたのではないでしょうか。
るいネットより
by まめしば
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投稿者 staff : 2006年09月26日 Tweet