2011年8月11日

2011年08月11日

農村共同体の可能性

 暑い日が続いていますね(@_@)、夏バテしないよう、無理しないようにしましょう(^o^)/。
 さて、今年は、3月の東北大震災から始まり、異常気象、そして米国のデフォルト危機、欧州の経済危機等不穏な経済状況、政治状況、社会状況が続いています。
 農業の現場においても震災や原発事故、異常気象は直接的に農産物の流通や栽培に影響しているし、社会からの食への安全や安心への期待意識も日々感じています。
このような状況で、今本当に必要なのは、次代の社会や農業、農村のあり方を追求し、実現への道を探る事のように思います。
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 少し古いですが、るいネットの記事を紹介します。
「みんなにとって必要な「農業・農村のあり方」を考える。」

>農業もみんな期待を感じること、本当に求められているものと感じられることで始めて、閉鎖性とかもなくなっていくのではないかなと思いました。
(参考 「閉鎖性の突破もみんな期待を感じられるところから」
私も新規就農者なので、農業や農村の閉鎖性を強く感じます。
昔から農村や田舎は、排他性が強い、と言われていますし、実際、地元以外の人間が空いている農地や家を借りる事はなかなか難しいのが実情です。
これらの意識の根本は、農業や農村の土地に対する執着性、端的に言えば私権性によるものだと思います。
農地は各農家にとって絶対的な生産と生活(消費)の場であり、そこへの介入は許せない、そして、土地はもちろん、生産手法(=農地の利用の仕方)や生産物も最後まで「自分のモノ」と言う意識が強いのだと思います。
(農家は一つの事業主体であり、平たく言えば、一国一城の主。)
農村と言う範囲で考えても同じで、その村の縄張りを守る事が、自分達を守る事(=私権確保)と直結しています。
(参考 「私権の最後の砦、それが現在の農村」)
ですから、農地を私有化し、農業を市場社会の中の一つの産業としかみなせない所に根本問題があるように思います。
では、現在の農業や農村に対する「みんな期待」とは何なのでしょうか?
安心できる農産物の供給、環境保全・国土保全の為の農地保全、自然を通しての癒しの場・教育の場の提供・・・・等々、提起されている内容はたくさんありますが、本質的には農地の共有化、或いは農業・農村自体の共有化にあるように思います。
以前も提案されていましたが、例えば、幼児期から学童期(小学校or中学校)までは、農村で勉強と農作業をやって、それから、社会に出る、老人や母親達がその指導をする・・・今抱えている農業や農村の問題、そして、一対婚家庭の問題や子育て問題、老人の福祉や老後の課題も全て解決できるように思います。
農業の閉鎖性を突破し、みんな期待に応える事ができるのは、社会全体にとって、必要な農業や農村のあり方を考える事だと思います。

「新農(業?村?民?)共同体の創造と生産基盤の共有」

>今まで、人や暮らしに関する研究や対策を日本の農学・農政はしてこなかった。専ら農産物を生産効率よく作ることなどが農学・農政であるという生産性を重視する偏ったイデオロギーの中で、日本の食と農は立ち往生している。
>これからは、「農」と食・住・遊・教育・地域などが融合した、新しい生産方法を考えていかなければならない。
(参考 「農業の生産性に対する期待からの脱却」
>活力源が、私権から「人の役に立ちたい」「役に立つのが嬉しい」に転換した今、みんながみんなの為に働く共同体社会実現の為の仕組みが、求められているように思われる。
(参考 「人の役に立つ仕事は、「特別な」仕事ではない。」)
 私自身も農業に従事しながら、具体的な農業生産行為自体が、みんなの役に立っている、社会の役に立っているという実感は少ない。
実際は、食糧を生産している訳だし、環境負荷低減という観点で農薬・化学肥料を減らす工夫をし、地元の遊休農地を使っているので、農地保全に繋がっているし、又、周囲の皆さんに何らかの活力や刺激を与えている、だから、少しは役に立っているとは思う。
しかし、これらが本質的な”解答”や”展望・可能性”あるいは”みんな期待に応える事”には繋がっていない事も明白であると思う。
(同じように若いインターンシップ生や研修生、就農希望者達にも農業の現実と展望そして、実際の農作業体験を指導しているが、本質的な解答を与えられずにいる・・・。)
 では、農業生産の現場からできる本当に人の役に立つ、社会の役に立つような新しい方法は何なのか?
それは、統合板で議論されているように、企業の共同体化が潜在的なみんな期待であるように、農業や農村自体を共同体に変えていく事が潜在的なみんな期待の中身であるように思う。
又、「国の借金700兆~」の議論の中で出てきたように、現代のサラリーマン(労働者)は生産基盤を持たない根無し草であって、だから、年金が必要になる、しかし、農民は、老人になっても生産基盤があって、周りの期待に応えられる・・・という農業の持っている特徴もある。
その為には、企業が経営者の私有物でなく、成員みんなの物であるのと同様に、農地や山林、農村全体を共同体、或いは社会全体の共有物にしなくてはならないし、又、同時に、これらを守り、育てていく共同体の成員を募らなければならない。
今、考えられる、農業に対するみんな期待の中身はこのような事だと思う。

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★本来人間が持つ共同体性を生かした、新たな時代の共同体は、農村や農業を中心に創っていく事が時代の期待に応える事だと思います。
 このような時代、状況であるからこそ、企業の共同体化と農村共同体の再生は急がれると思う。
★続きは、「【図解】農への注目、期待、必要性の認識が高まってきたのは何で?」です。
 是非、読んでみて下さい
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投稿者 nara1958 : 2011年08月11日