2008年4月4日

2008年04月04日

穀物等の国際価格の推移

4月になって暖かくなってきましたね!気候は春!で、陽気な季節なんですが・・・いろんなモノが値上げになる・・・喧しいほど報道されているガソリン値下げのニュースはこの事を隠そうとしているのか???・・・勘繰ってしまいます。
■今日は、農に関する値上げのニュース【主要穀物である小麦、とうもろこしや大豆の国際価格をリードするシカゴ商品取引所の先物期近価格】をお知らせします。
「社会実情データ図録」のコード4710収録日4/3穀物等の国際価格の推移からの引用です。
●確かに、原油の値上げや中国等の途上国飼料需要の拡大、気候変動や米国におけるバイオエタノール需要の急増など、原価の上昇や需給関係から考えると主要穀物の高騰も当然?のように思えますが、本当のところはどうなんでしょうか?↓るいネットからの参考記事
1、世界の全ての通貨に対するドル安が起こっている中で石油と穀物のドル建て価格が逆に急上昇している。
貿易における通貨ドルからの離脱
スタグフレーションが始まったアメリカ
2、穀物が投機の対象になっている。
なんで屋劇場『金貸し支配とその弱点、’08経済破局は来るのか』3~金貸しの弱点
なぜ、現物市場(原油・穀物・金等)が高騰するのか?
●この穀物価格の上昇は、
1、ドル基軸通貨体制の崩壊、による見かけの価格上昇。
2、ドルの信用不安によって投機先が石油や貴金属、そして穀物に向かっている。
 と言うのが主要因のように思います。
・・・ですが、この機に乗じて売り惜しみ?のような事が各国で起きているようで、これに関しては自給率が40%しかない日本は非常に危険な状況におかれている思います。
『東洋経済』“食の戦争”は必読!
★必要な食料の量的な確保は食の安全・安心の基礎であり、社会秩序の基盤なので、まず、この事実の発信と共認形成、そして【日本の農の再生】は緊急を要する課題だと思う。
 しかし、そもそも、モノが飽和してお金の使い道、行き先が無いから現物の投機市場が盛り上がっているだけであって、本来の必要なモノを必要な人に必要なだけ供給するシステムが出来れば何の不安もなくなるはずです。本物の信認関係を母体とした体とした取引が本当は求められているのでしょうね(^_^)v。
以下引用

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 世界的な原油や穀物価格の高騰を受け、年度替わりに際して小麦やしょうゆ、食用油、牛乳、バター、ビールなどの食品や国内航空運賃や電気代など各種サービスなどの価格が一斉に引き上げられている。小麦を原料とするパンやめん類は07年から数回にわたり値上げが続いたが、08年4月から政府が製粉業者に引き渡す輸入小麦価格が30%も引き上げられたあおりを受け、今後さらに値上げされる見通しである。
 ここでは、主要穀物である小麦、とうもろこしや大豆の国際価格をリードするシカゴ商品取引所の先物期近価格の動きを示した。
 所得上昇にともなう中国等の途上国飼料需要の拡大を背景に、気候変動や米国におけるバイオエタノール需要の急増などに影響され、主要穀物がいずれも高騰している様子がうかがえる。直接の加工食品の他、大豆価格は油脂価格に影響を与え、とうもろこし価格は飼料価格を通じて酪農製品や食肉の価格に影響を与え、多くの食品の価格に及びつつあるのである。今回の値上げ局面で、先陣を切ったのは、07年6月、17年ぶりにマヨネーズを値上げしたキユーピーだった。「穀物などの原料と原油の高騰を吸収できなくなった」(同社)のが理由だ(毎日08/3/28)。
 パンやめん類の価格上昇を受け、相対的に価格が低下した米(コメ)への見直しが進んでいるといわれる(朝食はごはんかパンかについては図録0329予定)。小麦粉並みに粒子を細かくすることに成功し加工性能の向上した米粉をパン、めん等に活用する試みも進んでいるといわれる。
(2008年4月3日収録)

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投稿者 nara1958 : 2008年04月04日