元気な植物には虫が付かない…それってホント?その機構って何なの? |
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2007年04月30日
地力(ちりょく)
>「フィトンチッド」の追求は、そういった新しい道の手がかりになるかもしれない。このブログで、引き続きみんなで追求すべきテーマの一つかな、と思ったりする。
同感です。 🙂
手も尻尾もない植物に、虫を退ける防御機能が備わっているとは思いも由りませんでした。
しかし、フィトンチッドの成分を製品化し、防虫剤として畑に撒いたとしても、それでは本来の意味を逸脱します。
(既に、防虫剤、鼠忌避剤、消臭剤、健康食品・・・と色々あるようですが。)
私達が思い起こすべきは、人間の技術、小手先でどうこうしようというのではなく、 土を甦らす ということ → 野菜を本来の姿に戻すということです。
「植物が本来持つ防御機構」を活かす力 =地力 (ちりょく)。
都会暮らしの人には耳慣れないこの言葉。
辞書には、「その土地の農作物を育てる力。土地の生産力。」と記されてます。
ただ調べてみると、
地力が与える影響は農作物だけ ではないようです。
~ 次を読む前にポッチ宜しくお願いします。 ~
~ 小千谷市 錦鯉 牛 ~(小千谷シアター)
まだ記憶に新しい新潟県中越地震。この震災に見舞われた小千谷市の復興支援会議のサイトを一部紹介します。
『地力と知力』
昔は俺たち「三反百姓」と言われていた。この「三反百姓」とは、三反しか耕地面積のない農家のこと、いわゆる、耕地面積がないだけに、農業だけでは暮らしていけない農家といった意味だそうだ。岩間木は谷間の集落である。当然、耕地面積は昔から少ないのである。それを、岩間木の方々は、昔から「地力と知力」で乗り切ってきたというのだ。
「地力」とはまさしく「ベト(土)の力」。集落の皆さんは口々に言う。「耕地面積が少ないだけに収量は多くないが、本当にうまいものが採れる。ベトがいいんだね」。こんなことをおっしゃる方もいた。地震以降、小千谷の街場の仮設住宅に住んでいたが、そのとき、仮設近くの畑を借り、耕作を続けた。街場の畑は砂っぽくて、耕すのは簡単だが、できた作物は、東山の作物に比べ、おいしくなかったと。また、養鯉業の方は、こんなことをおっしゃる。鯉は、野池の土を食べる。このベトが東山はいいんだ。だから、よそでは、東山みたいな錦鯉ができないのだと。ベトが生み出してくれるいいものを数え上げたらきりがない。米、野菜全般、枝豆もうまい。錦鯉もよし。自家製豆で作った味噌もうまい(手前味噌)。アズキ菜は山菜の中ではぴかいち、あけびのつるもうまい。と、集落の方々は、うまいものを言い出したら止まらない、次々と出てくる。そして、集落の方々もこのうまさがベト(土)、地力から生まれてきているのだと再確認するように。そして、こんな話も出てきた。この地域は雪が大変なんだが、この雪が地の力を濃くするのではないかと。
「知力」の話、三反百姓だけに、農業だけでは生計がなりたたない。皆さんは口々に、昔からいろんな商売をやってきたと。昔は、牛の商売もやった。昔は牛を農耕用に使うのだが、他の地域で農耕用として使ってきた牛を買い取ってくるのだそうだ。ただ、他の地域の牛は、農耕用として働かされているから、やせこけているのだ。だから、買い取りも安く出来る。この牛を、東山に連れてくるのだが、同じように東山でも農耕用として使用するのだが、みるみるうちに牛が太っていくそうなのである。その太った牛を、今度は太っているから高く、売るのだそうだ。東山では、なぜ牛が太るのか。それは、ベトがいいから。そのベトから生える草は栄養が豊富、だから、東山に来ると、牛は太るのである。
これを読んでいて、ふと思い出しました。
それは、これまで何気なく耳にし使っていた これらの言葉。
「地力(ぢりき)をつける」
「地力(ぢりき)を見せる」
「地力(ぢりき)で勝る」
「地力」を見抜いた「知力」、すなわち“自然への洞察力”を備えてこそ、
人はこれまで生き抜いてこれたのです。 土の力こそ、生きる力だった。
出発点はこの辺りではないでしょうか。
投稿者 pochi : 2007年04月30日 TweetList
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コメント
投稿者 雅無乱 : 2007年6月12日 23:49
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まるいちさん、深めていただきありがとうございます。
今日のニュースのこれを見てください。
↓
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070612it05.htm?from=top
>具体的な優遇策として、国産原料からバイオ燃料を製造する事業者に対し、輸送にかかる経費を節減するため、工場をサトウキビなど原料の農業用地に建てられるよう規制を緩和する。
どうなってしまうのでしょうか…