かみなか農楽舎・類農園合同企画 「これからの農業どうする?」をテーマにコラボ企画が実現!!レポート~後編~ |
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2011年02月19日
【新たな農の可能性を切り拓く取り組み紹介3】~農地を守り、人を育てて地域農業を担う 西部開発農産 編~
画像はコチラからお借りしました
今回は、500haを超える日本でも有数の多角経営を展開し、広域的な農業の担い手として人を育てて地域農業を担う「西部開発農産」さんを紹介します
■西部開発農産とは?
■地域からの厚い信頼がどこからくるのか?
■安定的な多角経営の中身は?
■できる若手の育て方は?
このテーマに沿って紹介したいと想います
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ありがとうございます
■西部開発農産とは?
有限会社西部開発農産は、米、大豆、麦などの土地利用型農業で、耕地面積約500ヘクタールという日本最大級の大規模経営を展開しています。代表取締役の照井耕一さん(65)は「人間の命にとって食べ物がいかに大切か。それを生み出す農地を決して無駄にしたくない」という強い信念で、高齢化などで続けられなくなった農地を引き受けながら、規模拡大を進めてきました。不耕起栽培など、大規模経営を支える省力技術を積極的に導入するとともに、農業に意欲的な若手の育成にも力を入れて、多方面から地域農業を守り続けています。
■地域からの厚い信頼がどこからくるのか? 「人間の命にとって食べ物がいかに大切か。それを生み出す農地を決して無駄にしたくない」という強い信念にも表れていますが、”食料を生み出す農地を荒らすなんてもったいない”との思いから、高齢化や担い手がいなくて管理できなくなった農家の土地は、どんな悪条件でも引き受けてきました。その姿勢が徐々に周囲の信頼を集めてその信頼の証が500ヘクタールもの農地になったのです
■安定的な多角経営の中身は?
独自に5 年7作(夏ソバ→麦類→緑肥大豆→麦類→秋ソバ→大豆→大豆)という輪作体系を確立して、連作障害を回避し、労力分散と作柄不良などの危険分散、機械と施設の有効活用につなげていることも特徴です。
水稲、大豆、小麦、ソバ、キャベツ、肉牛、みそ加工のほか、冬場は県農産物改良種苗センターからの委託による大豆種子選別、除雪作業請負など多角的に手掛けることで経営を安定し、労力も配分して周年雇用を実現しています。
現在は試験的に試料米の栽培も行っているそうです
■できる若手の育て方は?
もう1つ力を入れているのが、地域農業を担っていく人材の育成だ。現在役員4名に正社員25名、パート130名を雇用しており、社員の平均年齢は29歳。新卒者も毎年インターネットで募集し、農業に関心を持つ若者が各地から多数入社する。
その一方で、社員の定年を延長したり地域のお年寄りをパートで雇うなど、高齢者の生きがいに繋がる働く場も提供している。
「社員やパートさんにいかにやる気を起こさせるか。それは経営者が自ら前向きで取り組む姿勢や意欲を前面に出していかないと皆ついてこないし、やる気も出ません。また、作物の生育を見て喜び、さらに消費者からの『おいしい』という声で農業の面白さや楽しさを味わわせた上で、何のためにこの作業をするのかをしっかり自分で考えて
仕事をさせています。作業効率が上がり、本人にとって責任感を育てることになるからです」
どんな人材にも役割を与え、課題や外圧状況を伝える中で「自ら考える農」、この当事者意識を高める期待の高さが人材育成に繋がっていくのです
投稿者 shoji : 2011年02月19日 TweetList
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コメント
投稿者 せんとくん : 2013年4月30日 14:38
せんとくんさん鋭いコメントありがとうございます^^
私は、自然体験を運営している者です。
質問が4つ程上がっているので、お答えになればと思います。
まず1つ目の親御さんは少人数や本格的な作業を望んでいるのか?については少人数にした理由は、農作業を本格的にしたい人が集まる募集や実際にお子様の様子や成長を目の前で親御さんが見れるので、親御さんにとっても今までの大人数より少人数制で面倒見がより出来るようになったので、今までよりも喜んでいられました。(親御さん自身も農業が体験できて楽しそうでした^^)
次に2つ目の、今までの大人数でわいわいしている中でも学んできたのではないの?については、大人数ですと自然体験の最終目標である「同化能力の再生」が出来ました。
ただ、それだけではもったいなく、せっかく農業作業を通して学んでくれるのなら、子供達が社会に出て必要な「段取り能力」を、農業を通して学んだ中で社会に出て通用する人を育てていこうと言う事で少人数制にしました。
次に3つ目の収益面について。
これについては、このブログで詳しく説明する必要が無いと思います。ただ運営者側からすると、採算性もしっかり考えて運営をしています。(継続して運営できないと意味がないです)
さらに少人数にした事で子供達一人一人の面倒見が上がり、運営側も気持ちよく指導できる様になりました。
最後に4つ目の子供達にとって現実の生産現場はハードルが高くないか?については、一見子供達が大変な作業をするイメージや農業の専門的な事を学んでいる事だけではありません。
農作物の栽培だけに留まらず、自然の生き物の観察や旬の時期にしか出来ない物、そして食生活(食育)に活かせる豆知識なども学べます。
実際に終了後の感想を子供達に聞くと・・・
・農業生産の現場を体験できて勉強になった。
・農園の人がどんな風に野菜を作っているのかもっと知りたくなった。
などなど、農業に対してもっと知りたい!やお母さんに栽培方法を教えてくる!など意欲が高い子供達や、今までスーパーでしか知らなかった野菜が、どんな風に出来ているのか知れました!と言うお母様方もいらっしゃいます。
今後とも宜しくお願い致します^○^/
投稿者 まあさん : 2013年4月30日 22:09
まあさん、
早速の回答ありがとうございます。
自然体験のブログの更新をいつも楽しみに拝見させていただいております。
運営について第三者がとやかく言うのは不躾で気が引けたのですが思い切って質問させていただきました。
よく分かりました。有難うございます。
子供たちの成長について真剣に取り組んでおられることを改めて知り頭が下がります。
進化した自然体験教室をこれからも影ながら応援させていただきます。
機会があれば見学させていただきたいです。
投稿者 せんとくん : 2013年4月30日 23:35
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新たな試みは結構な事と思いますがその反面いまひとつしっくり来ないです。
1.子供たちや親御さんはこのような形(少人数制の本格的な作業)を望んでいるのでしょうか?
2.>人数がたくさんいてわいわい楽しんでもらえるのもいいけど、それでは本当にただの“体験”で終わってしまいます。
今までその体験の中でもたくさんの事を学んでいかれていると思ったのですが。。
3.運営側からしても、参加人数が半分以下になる上、月2回の開催では収益は半分になり、準備の労力は倍になるので大変だと思うのですが。
4.>私たちが直面している生産課題や、普段作業中どのようなことを考えているのかなど、生産者目線でのさまざまなことを共有することができるのです!
子供たちにとってハードルが高すぎではないですか?
月一回の農業体験イベントは今までどうり行い、志が高く、より勉強したい子供たちがいるのなら、普段の作業にも参加してもらう。という形では駄目だったのでしょうか?
今後も活躍に期待しております。