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2022年11月10日

高齢者の援農体験から~動く、動く、動く その先に待っていたものは・・・

私自身の体験からレポートさせていただきます。
援農っていいなぁ、初めて行った体験ではまってしまいました。
でもなぜいいのか・・・はなかなか言葉にならず、まず下記の投稿からお伝えしたいと思います。
援農は7月の一番熱い日の日曜日でした。

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昨日、奈良農園で援農をさせていただきました。
61歳の年齢で炎天下での農作業にはさすがにやや怯む気持ちもありましたが、行ってみて若いメンバーと15名、ほぼ丸一日の農作業はさすがにくたびれましたが、それでも最後は清々しい疲れと中々厳しい筋肉痛を経験させてもらいました。筋肉痛は今日の夕方にはほぼ取れ、明日からはなんとか普通に仕事ができそうです。

私は農ブログを昨年9月から担当しているのですが、紙面でどうのこうの書いているだけでなくぜひ援農を経験して、実感も含めて農の素晴らしさ、可能性を書いていきたいという主旨で今回の農ブログチームでの援農を企画いたしました。(させられました(笑))
作業はじゃがいも掘りですが、行ってみて実際に土を掘り返し、じゃがいもを掘り、それを何時間も繰り返す中で、もう頭の中はいい意味でも空っぽになり、いかに効率よく体を動かし、息を合わせて、皆の迷惑にならないように動けるかに集中していました。
1時間おきに休憩はあるのですが、水分補給と体を整えいかに次に向かうという事のみです。
そういう意味でまさに息を合わせ、体の事を考えながら作業をしていくという左脳がほぼ空っぽ状態での体験でした。また休憩時間に感じた天然の風(クーラー)の気持ちよさは格別で、また照りつける太陽もまた体にとってはエネルギーを吸収しているという感覚で都会の照りつける太陽とは違うものでした。

援農は今後、夏場は人が不足していきます。炎天下でやりたいという貴重な方も少ないでしょうが、逆にこの炎天下でこそ、農業の厳しさや農業の素晴らしさは経験できるのではと思います。しばらくじゃがいも堀が続きます。次週は今回の残りの20アールの手強い男爵芋が待っています。まだ今日時点では殆ど集まっていないかもしれません。ぜひ援農未経験の方は行ってみて下さい。農業部門がどういう仕事をされているかも自分が体験してみて初めてわかります。彼らはこの厳しい作業を365日ほぼ毎日やっているのです。単純にすごいと思いました。また私達をリードしていただいた農園専任メンバーは皆たくましかったです。ありがとうございました。

高齢者に援農は関係ないという方も居られるかもしれませんが、そんな事はありません。若い子と一体で動く事でまさに仲間との一体感を得られるし、体の使い方やマメな休憩で十分に戦力になります。年齢関係なく援農は誰でもできる、それを私が行ったことで皆さんにお伝えしたいと思います。

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思ったことは・・・

私は建築設計の仕事を普段しているのですが、パソコンと図面の睨めっこで、この援農であきらかにいつも使っていない筋肉を目一杯つかったなという感覚でした。脳と身体は連動しているといいます。つまり普段殆ど使っていない筋肉を動かすことで脳がスッキリとする感覚に至ったのかなと思いました。また何よりよかったのが農業という連携作業。声を合わせ、息を合わせ、一日でしたが、成果をだしていく、、その心地よさ。

さらに太陽のエネルギーを身体に取り込んだという充足感。

何をやるかではなく、何ができるか、それが援農の醍醐味かもしれません。

投稿者 tano : 2022年11月10日 List   

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