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2011年02月18日

かみなか農楽舎・類農園合同企画 「これからの農業どうする?」をテーマにコラボ企画が実現!!レポート~前編~

去る2月11日、大阪の類グループ本社において農業従業者や関係者総勢50人が集い、「かみなか農楽舎・類農園合同企画」が行われました。今回のレポートではその模様を2回に分けて報告させて頂きます!
【会場全景】
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今、どの業界でもコラボレーション(協働)が盛んに行われています。
そんな中、TPPを巡って全国的にも話題が沸騰している農業に長年取り組んできた企業同士、しかも地域は全く異なるものの、歴史も事業形態も非常に近い二つの企業が真剣に新しい「農」の可能性を探る!ということで、「一体どんな場になるのか?」と企画・運営を担った類グループ・社会事業部としても準備の段階からワクワク・ドキドキの連続でした。
結果は大成功!!!
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■企画の目的 ~異なる事業体が繋がるには~
今でこそ農業ブームとなりましたが、福井県・若狭町にある「かみなか農楽舎」は平成13年から、奈良県・桜井市と三重県・度会郡にある「類農園」は平成11年からと、いずれも早くから農の可能性に気づき、事業を拡大してきた農業集団です。
【かみなか農楽舎HPより】
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【類農園HPより】
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実は、設立当初から類グループと接点があった両集団(かみなか農楽舎:旧上中町との共同事業として設立、類農園:グループの新事業として設立)の人たちからは、
「いつかは一緒に何かしたい」
「もっと密な交流をしたい」
という声が挙がっていました。
しかし、それがなかなか実現に向かわず、結果として「近くて遠い状態」が続いてきたのも、「まずは身近な集団や地域をどうする?」という課題に注力してきたからでしょう。
確かに、異なる事業主体ゆえに、目の前の状況は夫々異なります。でも、日々の課題も「人材育成どうする?」「どうやって課題を管理し、実現するか?」といった組織課題、或いは「これからの農業どうする?」といった社会的な課題として捉え直すことで、共通課題を見出し、協働の可能性が見えてくるのではなかろうか?
そんな発想から類グループ・社会事業部が両集団に呼びかけを行ったところ、「是非!!」ということで、今回の合同企画が実現しました。
■企画の概要 ~お互いを知る⇒課題を共認し、協働者になる⇒可能性を膨らませる~
まずは、お互いを知る。そして課題を共認して、協働者になる。更には、今後の協働の可能性を膨らませる、という全体コンセプトのもと、以下のようなプログラム構成となりました。
第一部:全体発表会 ~夫々の課題を共通課題として捉え直す
「新しい農業の可能性とは?」
 :類農園(三重)・関谷氏
「かみなか農楽舎の活動概要」
 :かみなか農楽舎・山本(進)氏、八代氏
「類農園活動概要」
 :類農園(奈良)・杉山氏
第二部:懇談会 ~課題共認と成功ポイントの共有
6つのグループに分かれて懇談 ※類グループ・ネットサロンにて
第三部:食事会 ~今後の協働の可能性を膨らませる
夫々の農作物を食材に活かした食事会 ※食事処「すなおや」にて
<第一部:全体発表会>
◇「新しい農業の可能性とは?」 類農園(三重)・関谷氏
第一部の最初として、まずは類農園・三重農場の若手ホープの関谷氏が、現在の日本の農業をとりまく状況を図解を使って整理してくれました。
【関谷氏のプレゼン】
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今、マスコミなどでも若者の就農や顔の見える農業など、さまざまな新しい潮流が紹介されているが、それらの現象の背後には一体農業へのどんな期待が横たわっているのか?また、就農にあたり個人では突破困難な「3つの壁」を、新しい農業のかたちとしてどうやって突破していくか?
↓↓↓
※プレゼンで使われた図解
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今、農業を巡る新しい動きの背後には、単に食料生産という期待のみならず、「仲間充足」「本源教育」「安定基盤」という社会みんなの期待がかかっている。期待の圧力が大きいほど活力が出るわけで、このように捉えると、農業が活力に繋がる理由がスッキリと理解できる。
また、「市場」「地域」「技術」の「3つの壁」は、新しい集団を形成するかたちで、まさに類農園が実践してきたように、共同出資⇒販路開拓⇒研修システム⇒高齢者の役割⇒新しいネットワークを築いていくことで突破可能になる。
それには、まず「自分たちの置かれている状況」を掴む必要がある。そして、実際に集団が前進していくためには日常的な「活力の出る場」づくりが不可欠になる。
そして関谷氏の〆の言葉は、
「ぜひこのような勉強の場、活力の出る場づくりをかみなか農楽舎のみなさんと一緒に協働していきたいです!」
😛 😀 😮 パチパチ!
◇「かみなか農楽舎の活動概要」 かみなか農楽舎・山本(進)氏、八代氏
次に、かみなか農楽舎の若手ホープ山本(進)氏より同社の活動概要と課題、追って体験事業をリードする八代氏より同事業の概要と課題が発表されました。
【山本(進)氏のプレゼン】
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※概要と課題(抜粋)
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※体験事業の特徴
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【八代氏のプレゼン】
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以上のような経緯を踏まえて、
今後の課題としては、
○安定的な研修生の確保
○研修生の研修内容の充実
○経営の継続・安定

が挙がっており、内部体制の強化!と外部・卒業生との連携強化!が方向性として提示されました。
“着実に農業の担い手を輩出している!”
その実績にまず驚きました
そして、直後の質疑・応答の中で見えてきたのは、「かみなか農楽舎も類農園も実はまったく同じ課題を抱えている」ということです。それは、どの事業も一定かたちとして確立された今、「どれを軸に据えて集団を拡大していくか?」という課題です。
まさにお互いの置かれている状況が整理されることで、場が一体となった瞬間でした。
【かみなか農楽舎の発表を受けての質疑・応答】
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「丸一さん、激しく頷いていますね!」 ※丸一氏は類農園の代表者
「いやー。うちとまったく同じ状況にあるんだなーと思って聞いていた」
◇「類農園活動概要」      類農園(奈良)・杉山氏
第一部最後は、類農園・奈良農場若手ホープの杉山氏より同社の活動概要と課題、そして「類農園に活力があるのは何で?」の秘訣が明らかにされました。
【杉山氏のプレゼン】
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※概要と活力図解(抜粋)
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杉山氏は実感を込めて、解り易く「活力があるのは何で?」を説明してくれました。
自分たちだけでは限界がある。そのことに気づき、社内板や勉強会というより開かれた場への参加によって活力アップしていった。この類農園の活力アップの実現事例は、農業に限らず他の事業においても参考になるのではないでしょうか。
この続きは、後編をご覧ください。

投稿者 staff : 2011年02月18日 List   

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コメント

心に深く響く、素敵な記事をありがとうございます。
健康になるには食事の量を減らすこと!という話を聞いて以来、1日1食+αで過ごしていますが、食べる際に沸き起こる感謝はこれまで感じた物のない物だと思っていました。
昔の方々もそうだったのですね。食と感謝。これからも続けていきたいと思います。

投稿者 コロ : 2013年5月4日 02:18

勉強になりましたが、ありがとうございます。
よろしくお願いします。!!!!!

投稿者 iphoneメッセージMac : 2013年5月6日 22:32

かいばら ますのき ではないですか?

投稿者 とろりすらり : 2013年5月8日 20:39

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