2005年11月10日
2005年11月10日
鳥インフルエンザの原因って?
>大阪府松原市の飼育業者のアイガモがA型鳥インフルエンザに感染した問題で、県は4日、出荷元の桜井市内の農場のアイガモ34羽から採取した12検体を正式検査した結果、2検体からA型鳥インフルエンザウイルスを検出したと発表した。感染力の強い高病原性かどうかを確認するため、独立行政法人・動物衛生研究所(茨城県つくば市)に検体を送った。結果は一両日中にも判明する見通し。県は同農場に、アイガモの移動の自粛を引き続き要請した。【大森顕浩】(毎日新聞11月5日朝刊)
ついにすぐそこまでやって来た。奈良県で検出されたのはこれが初めて。うちの鶏に限って、とは思いながらも、さすがにちょっと不安になる。
鳥インフルエンザって、どうなん?
>トリインフルエンザ (Avian influenza, bird flu)とは、鳥類に感染する(インフルエンザ)ウイルスである。
>トリインフルエンザは、元々、野生の水鳥(アヒルなどのカモ類)に共生して存在している。 若鳥に20%の感染が見出されることもある。 水鳥の腸管で増殖し、鳥間では(水中の)糞を媒介に感染する。
>野鳥では感染しても宿主は発症しないが、家禽類のニワトリ・ウズラ・七面鳥等に感染すると非常に高い死亡率をもたらすものがあり、そのタイプを高病原性トリインフルエンザ(Highly Pathogenic Avian Influenza, HPAI)と呼ぶ。…
…このうちH5N1型ウイルスでは家禽と接触した人間への感染、発病が報告されている。人とのインフルエンザとウイルスと混じり合い、人間の間で感染する能力を持つウイルスが生まれることが懸念されている。
(ウィキペディアより)
鳥インフルエンザ、狂牛病、鯉ヘルペス…、これらに共通して言えることは、どれも人間の食用として飼育されている動物ということだ。先の引用からも判るように、野鳥は鳥インフルエンザウィルスに感染しても発症しない。要するに自然界には当たり前のように存在しているのだ。それが家禽類に感染するとバタバタと死んでいく。ということは、“家畜”というものに問題があるのは明らかではないだろうか。
つまり、原因は人間にあるのだ。
美味しい肉や卵、そして収量を上げるために、人為的な品種改良や人工物質・化学物質の入った飼料が与えられる。それによって次々と新たな脅威が生み出されていく。
やはり諸悪の根源に利益追求・市場拡大があると断定して間違いないだろう。
小松
応援ありがとう~♪
投稿者 komayu : 2005年11月10日 Tweet