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2021年09月02日

農から考える自然の摂理~「土の仕組みを探る」シリーズ、始めます!

みなさん、こんにちは。

リニューアルされた農ブログでは、数あるテーマの一つとして、

農業を支える天然資源や自然環境が今どんな状況にあるのか?
再生させながら豊かな農業を続けていくためにどうしていけば良いか?

これらについて、「自然の摂理を羅針盤にしながら」追求していきます。

 

まず最初は、農業をするために不可欠な、「土」の追求から始めます。

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今更ですが、豊かな農作物を育てるために、良い土は欠かせません。

普段当たり前のように、私たちの足下にある「土」。
どちらかと言えば地味で目立たない存在ですが、現在、その「土」に危機が迫っていると言われます。

国連食糧農業機関が2015年に発表したレポートによれば、
「人類が農耕を始めて以来、私たちは既に少なくとも世界の耕作地の三分の一を劣化させ、世界の作物生産能力は毎年約0.5%低下している」
という試算をもって、「肥沃な土壌」が失われつつある現状に警鐘を鳴らしています。

 

狩猟・採集生産の時代と異なり、自然の土地を人間の手で耕し、川から水を引いて始まった農業は、人類が初めて「自然を加工して」始めた産業と言えるかもしれません。

とすれば、人類が長い間をかけて営んできた農業は、はたして自然の土にどのような影響を与えてきたのか。

そう考えていくと、いくつも疑問が浮かびます。

そもそも、「肥沃な土壌」とはどんな土のことを指すのか。
ミミズやクモ、小さな虫が多く住む土は健康だという。彼らが土づくりにどう役立っているのか。
地中の微生物・有機物の存在は、肥沃な土壌を保つ上でどのような関係性にあるのか。
こうした自然の土は、本来どのような過程をもって、どれぐらいの時間をかけて作られるのか。
劣化した土を再生させながら農業を続ける、日本の環境に適した方策とは。

これらの切り口から、追求を深めていきたいと思います。
お楽しみに!

投稿者 negi : 2021年09月02日 List   

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