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2021年09月02日

『農村学校をつくろう!』シリーズ-1~農業は子育て・教育再生の切り札になるか!?

こんにちは!

新体制になり、新たなシリーズ「農村学校をつくろう!」を始めます。このシリーズでは、農を通した子育てや、教育・人材育成の可能性を追求していきます!



当社の農園事業部は、奈良と三重に農園があるのですが、「農園の力になりたい!」という他部所社員の有志が、週末に農場に出向いて一緒に農作業を行っています。
 その「援農」の場で、単純に農作業を進めるだけではなく、実は農作業は人材育成の場として有効では?という可能性がいろいろと発掘されています。

 一方で、子育てや教育に困っているお母さんや、人材育成に悩んでいる方も多いのではないかと思います。実際、昨今のニュースでも、いじめ、子供の自殺、育児放棄や虐待、学力低下などの問題が取りざたされていて、現在の子育て環境や学校制度には、限界を感じざるを得ません。

このチームでは、援農のなかで発掘された、農業の持つ教育の可能性を構造化して、現代の学校制度に代わる、「全寮制の農村教育」の実現基盤を発掘していきたいと思います!

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■農業は、人材育成の場として可能性がある?
 社内援農を通じで、参加した社員からはこんな報告が上がっています。

「(一日が終わった後)とにかく最後体が凄く疲れていた。学校や部活に一日通ってた頃は無圧力空間でたいして何もしてなかったはずなのに一日が長く感じ、次の日の起きる元気すらなくなっていたのに対して、今回の援農では、疲れているはずなのに“次も参加したい!”や“明日仕事や類学舎で今日のことを還元するの楽しみ!”と疲れることをした
はずなのに気づけば疲れを忘れていたし、今考えてみるとむしろ疲れた分、活力が生み出される感覚になって、このときに疲れるってこんなに気持ちのいいことなんだと思った」


「0君が振り返りの時に「男として闘争しているのを感じた」と言っていたのだが、私も「女としての役割」を感じた。
スティックブロッコリーを抜くという重労働を、頑張れば一緒にすることはできるけど、それよりも抜いたものを運んだりする方が効率がいいし、男への感謝が生まれる。
男女の役割を全うをする事で、集団が足し算ではなく、掛け算の力を発揮した感覚。男女の役割分担が1番できていた、スティックブロッコリーの作業は成果もだけれど、何よりみんなの充足感が半端なかった!!!」

「今回参加していたのは1~4年目の若手が半数以上でしたが、自然と周りの上手い人を注視して真似して試行錯誤しだす。現業でも勝ちの構造は“注視→同化→どんどん実践”。
普段の現業と違うのは、「観念より先に行動する」しか選択肢がないこと。だから潜在思念発で追求したことしか活きてこない。農作業はそれが分かりやすい!

「援農では息を合わせて身体を動かしたり、ペアになって相手の動きを見ながら、まさに阿吽の呼吸で作業することになります。
私は同じ部署の上長と一緒に作業したのですが、これが意外と息が合う!ってことに初めて気が付きました。(笑)
さらに自部署に戻ってからも、もともと少なかったお互いの会話や連携のスピードは上がってきているように感じています。」

単に、その場が楽しかっただけではなく、自身の事業部に戻った後も、役に立ちそうな気付きがたくさんですね!実際、参加メンバーがめきめき成長した事例もあり、当社では、農場での研修を新人研修に組み込む試みも始めました。

■次回以降の追求テーマ
 この可能性をもっと深堀し、社員研修をもっと高度化させたり、子育てや教育にも応用したりしていくために、下記のテーマを追求していきたいと思います!

★田んぼの中で、思いっきり遊ぶとすくすく育つのはイメージできるけど、どんな効果があるのだろう?

★企業の人たちも、農業研修にはすごく可能性を感じてくれている。どんな力が身につく?そもそも仕事で求められる力って?

★今、家族みんなで農村に移住する潮流が広がっている!その可能性や課題は?

★農村学校が急増中。その最先端の可能性や事例は?

★現代の子どもたちや家族が抱える課題は?農村の力で、突破できるのだろうか?


それでは、みなさまお楽しみに!!

投稿者 o-yasu : 2021年09月02日 List   

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