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2014年07月07日

『農業革命;未知なる乳酸菌』シリーズ-1 ~乳酸菌の大いなる可能性~

★トップ組み合わせ

これからは微生物の時代といわれています。中でも乳酸菌の注目度が高いですね。・・・何故でしょうか?

①乳酸菌は、放射能対策として有効.
②乳酸菌は、農業・牧畜に有効.
③乳酸菌は、自然収束(自然農収束・健康収束・環境改革)の潮流に合致.
 
私たちは、上記の様に広く効果が見込まれる乳酸菌について見識を深め、私たちの生活の最基底部にある「農業」で活用する手法の探索(革命につながるかも!!)を軸に、さらには新たな事業化の可能性も視野にいれて追求してゆきます。そして、解明すべき領域がまだまだ残っている乳酸菌の全貌を掴んでやるぞ!という意気込みで『農業革命;未知なる乳酸菌シリーズ』と題し、継続的に記事をアップして、みなさんにお伝えしていきます。

また、このシリーズに対しては農家の方々をはじめとして関心のある方が多いと思います。なるべく「参加型」のブログにしたいとも思っていますので、疑問やご意見など、記事を読み進める中で発掘した方は、是非気軽に後段のコメント欄に書き込んでもらって、意見交換など、交流も広げていきたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします♪

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 まず、冒頭にあげた3点について、少し補足しておきます。

①乳酸菌は、放射能被害に有効
→少なくとも今後数十年、日本人は放射能汚染に晒され続けることになりますが、その突破口となる可能性が高いのが微生物です。放射能汚染に苛まれる農業分野だけでなく、全世界的な社会的大問題を収束に向かわせる糸口が見いだせるかもしれません。
 
②乳酸菌は、農業・牧畜に有効
→農作物の収穫量や家畜の出産数を増大させ、生産性を飛躍的に向上させるようです。重要な土造りから、堆肥づくり、そして農薬にかわって害虫や病気から農作物を守る。また家畜のエサ、飼育環境の改善、豚の肉質(旨み)改善!果ては家畜の精神状況の安定まで、多くの様々な効用が報告されています。
 
③乳酸菌は、自然収束(自然農収束・健康収束・環境改革)の潮流にも合致
→農家の多くは、近代農法から脱し、自然農法に活路を見出しています。農薬や化学肥料の弊害が明らかになり、自然農法、中でも微生物を活用した農法が脚光を浴びており、先駆的には30年以上も前から微生物を活用した農法が試行錯誤で進化し続けています。
健康面では、昨今の医療不信から、自分たちの身は自分たちで守るという潮流は強まる一方であり、それに応える答え(突破口)のひとつが微生物です。
→地球環境と共生するこれからの時代にマッチした新資源新エネルギーを生み出す可能性大!
    ★2組み合わせ

このような状況認識を土台に据えながら、今後、乳酸菌のメカニズム解明(乳酸菌の働きの原理や効用など)をはじめとして、農業分野での成功事例収集やその構造化や、私たち自身で実験を行い、その効果を自分の目で確かめながら、追求していこうと考えています。

第一回目の今日は、手始めとして、微生物(乳酸菌)が放射能汚染に効果がある事例とそのメカニズム「るいネット」から紹介します。放射能に苦しんでいる東北の方々はじめ、他人事として済まされない日本全国の方々に知ってほしい内容です。

 

放射能汚染から身を守る為の知恵~塩、味噌が身を守る!         
長崎に原爆が投下されたとき、爆心地からほんの1.8kmの場所で、その建物の中にいた全員がひどく被爆したのにも関わらず、彼らに、その後、その被爆による原爆症が出ず、命が奇跡的に助かったという事実があります。
   <中略>
「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」
   <中略>
「味噌汁」の具は、「かぼちゃ」であった。のちに「わかめの味噌汁」も多くとったらしい。
すると、どうであろう。そのとき患者の救助にあたったスタッフらに、原爆症の症状が出なかったのである。
 

★放射能の被爆から、体質的に体を防御する食べ物のまとめのキーワード:
自然醸造味噌自然塩、ごま塩、玄米、玄米おむすび、味噌汁(具は、わかめ、かぼちゃなど)、わかめ、昆布、塩昆布、血液を守るために、白砂糖・甘いものは摂らない。アルコールも摂らないこと。これを徹底して実行すること。
 

 

微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る         
EMによる被曝対策  ~放射能対策に関するEM(有用微生物群)の可能性~

1980年に開発されたEMは、農業に有用と思われた2000余種の微生物の中から、自然生態系や人間にとって安全で、かつ、何らかのプラスの作用を持ち、マイナスの作用が全くない5科、10属、81種の微生物の複合共生体が基本となっている。その中でも、EMの中核的な微生物は、嫌気性の光合成細菌と、条件により、嫌気または好気条件によって機能する乳酸菌酵母である。
   <中略>
EMの万能性を示す象徴的な現象に、放射能のエネルギーを無害な状態にしたり、消失させたり、有用なエネルギーに転換していることがあげられる。この結果は、専門家に認知されたものでなく、チェルノブイリ原発事故で被災地となったベラルーシの放射能汚染地帯で得られた事実であり、納得するか否かは読者の判断次第である。
 

 

微生物を利用した発酵食品が放射線障害から身を守る 
―ベラルーシにおける放射能対策に関するEMの効果―

私は、EM研究機構の協力を得て、1995年から2005年までの10年間、チェルノブイリ原発事故の被災地になったベラルーシの放射能汚染対策に関するEMやEM・Xの可能性について、ベラルーシ国立放射線生物学研究所と共同研究を行い、次のような結論となった。

1.外部被曝による臓器の損傷に対し、EM・Xは著しい効果がある。
2.EM・Xは内部被曝を消去し、免疫力を著しく回復する。
3.EMは、植物による放射性元素のセシウムやストロンチウムの吸収を抑制する。
4.EMは、一般的な使用法で1年で土壌中の放射能を15~20%減少させる。
              (詳細は、リンク先を参照してください)

 

乳酸菌が放射性物質を除去するメカニズム         

「乳酸菌が放射性物質を除去する」といわれていますが、そのメカニズムが分かりました。除去しているのは、直接的には乳酸菌ではなく、乳酸菌生成の副産物としてできる「光合成菌」のようです。
光合成菌は、まだ地球に酸素が少なくオゾン層が充分形成されていなかった時代、太陽や宇宙からの宇宙線や紫外線をエネルギー源として繁殖していた菌です。

ちなみに、有名なEM菌の主成分も光合成菌で、太陽エネルギーを利用して、光合成を行う際に、炭水化物、アミノ酸、タンパク質、坑酸化物資など、植物の育成に必要な物質を作り出すので、自然農法で使われています。
植物の光合成は太陽の全体のエネルギーから換算すると10%以下しか利用できませんが、光合成菌は植物が利用できない紫外線やマイクロ波など、あらゆるエネルギーを利用する事ができ、太陽エネルギー全体の90%を活用しています。(リンク

また、放射線などのエネルギーも利用する事ができるため、放射性物質で汚染された大気、土壌、水源などを除洗する効果があります。放射性物質を除去するのは、この地球太古から存在している「光合成菌」の力なのです。

また、光合成菌は鞭毛を持っており、放射性物質(光合成菌にとってはエサ)に向かって動き、自ら放射能物質、例えばセシウム137の原子1個を細胞内に取り込みます。これは、セシウム137が出す放射線を利用するためですが、セシウム137は半減期が30年で、つまりセシウム原子の半分が原子崩壊して放射線を発射するのに30年もかかってしまいます。光合成菌としては30年も待つわけにはいかないので、太陽光から得た放射線のエネルギーを体内に取り込んだ放射性物質に放射して原子崩壊させるのです。
               (飯山一郎HP「光合成細菌で放射能浄化」

 

もっと生物的な仕組みが知りたい方は、こちらをご覧下さい。
→ ~微生物の群生による有機的な分解メカニズム~
ブログ『自然の摂理から環境を考える』

★生物史

みなさん、いかがでしたか?

第二次大戦の被爆経験、チェルノブイリ事故の経験という凄惨な歴史の中から浮かび上がった微生物の可能性。この事実を広げ、実践につなげていく事も、私たちの志の一つであり、今後追求を重ねていきます。

 最後に、放射能汚染対策に関連する記事を載せておきます。クリックして、是非読んでみてください。
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 ・ 光合成菌は放射能物質を減らす! 微生物の力を借りて放射能を無害化する方法
 ・多細胞生物を超える、微生物群の適応レンジの広さを利用すれば放射性物質も無害化できる?
 ・共鳴原子力電池と光合成細菌~放射性物質無害化のメカニズム
 ・微生物による放射性物質の無害化は可能なのか?
 ・放射性物質による汚染に対するバイオレメディエーションの可能性(5/5) ~放射性物質による汚染をバイオレメディエーションで浄化する~
 【放射線を無害化する微生物】複合微生物体系の複合微生物動態系解析における複合発酵法を用いた放射能・放射性物質分解処理方法【実施例報告】③
 ・微生物は原爆投下後の除染にも貢献!~当時、政府機関により微生物触媒による放射性物質の除染・浄化・消失が発表されていた!?~
 ・放射性物質に汚染された農地の再生に向けて(3-1)
 ・【放射能対策】米のとぎ汁で乳酸菌を培養してみました☆①     
 ・【放射能対策】米のとぎ汁で乳酸菌を培養してみました☆②
 ・【放射線量測定】東京 6/12 ~大きな変化なし/乳酸菌の散布は放射線量減に効果アリ!~
 ・微生物による放射能除染を反エントロピー物理学で見事に説明できる(その1)
 ・微生物による放射能除染を反エントロピー物理学で見事に説明できる(その2)

投稿者 noublog : 2014年07月07日 List   

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