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2013年01月04日
最先端の意識潮流に応える農業体験事業とは? コラム ~今注目の仕事体験って何?~
みなさん、こんにちは。
正月も早4日目、そろそろ頭を起こしていきましょう^^
※画像はこちらからお借りしました。http://www.kita-colle.com/content/2545/
現在当ブログでは、今後可能性のある農業体験事業をシリーズ投稿でまとめている最中ですが、
今回はコラム的に「仕事体験」について扱いたいと思います。
※前回の記事はこちらです。
最先端の意識潮流に応える農業体験事業とは? 2.(農業)体験の変遷
http://blog.new-agriculture.com/blog/2012/10/001368.html
■仕事体験とは?
一般的な「ものづくり体験・収穫体験」などとは事なり、実際に仕事場に行って、プロの方と一緒に仕事を行う体験のことです。もともと、行政が中心となって、就業サポートの一環として行われてきましたが、現在は、民間企業が体験事業の企画として料金をとっているケースが多く見られてきています。事例はのちほどご紹介します。
これらのことから、現在の仕事体験の対象は、広く一般の人々にまで広がっているという事が見て取れます。
仕事体験のメリットとしては、
①日頃体験できない仕事ができる(学び)
②異業種の実態や、働く人の生の声を聞く事が出来る
また、受け入れ側としては、
③通常の体験企画と異なり、手間がかからない
といった事が考えられ、非日常の体験ができるお客さんはもちろん満足できますが、受け入れ側の人も、自分たちの職業に対する想いを伝えることができる良い交流の場となるのではないでしょうか?
今後の仕事体験の動向に注目ですね。
いくつか仕事体験の事例を紹介します。
■仕事体験の事例
①②の事例は主に子供向けの事例
③は一般向けの事例です。
①キッザニアhttp://www.kidzania.jp/
子供向けの疑似職業体験施設で好調。
この他、企業と提携して実際に職場体験をする「Out of kidZania」も開催しているそうです。
ex.モスバーガー農業体験http://www.kidzania.jp/grand/outof/case18_01.html
・募集定員は20名で、1泊2日で12000円(食・交通費込み)
②そらまめキッズアドベンチャーhttp://soramamekids.com/
子供向けの工場見学・自然体験・職業体験・スキーキャンプ等のツアーを企画しています。職業体験でも、ドックトリマーになる体験が非常に好調だそうです。
③仕事旅行 http://www.shigoto-ryokou.com/
本物の職場に潜入して、プロに教わりながら一日仕事を体験できる企画を提案しています。料金は1企画1~2万円程度。企画料金には交通費は含まず、現地集合。
ちなみに、「やきいも屋になる旅」は、最大3名の受入で、一人1万円。
特に準備が必要ないのと、受入人数(大抵1~3名)を絞ることで、専門的な知識・技術を伝えられるようになっているようです。
☆日経トレンディネット
“憧れのあの仕事”を1日だけ体験できる「仕事旅行」が話題http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120412/1040445/
人気ナンバーワンは、開業当初から変わらず生花店。それに続くのはカフェオーナーや、雑貨店。ほかにも眼鏡職人(木製のフレームを作ってお土産にできる)、左官職人(自らリフォームする際の参考になりそう)なども意外と人気が高いのだという。参加者は高校生から60代までと幅広い。メインは20代後半から30代前半で女性が8割を占めており、1人で参加する人が多い。
ここでの体験をきっかけに、ネイチャーガイドとして自然豊かな東京・奥多摩に移住したり、生花店に就職したりと、実際にその仕事に就いた人がすでに4~5人いるとか。「一方、体験した憧れの仕事のあまりの過酷さから、現在の自分の仕事が恵まれていることが分かり、以前より納得して仕事に向き合えるようになったという声もあり、面白いなと思いましたね」と田中氏。前回とはまた別の体験旅行に参加するリピーターも増えているなか、新たな“旅”の企画も続々と進行中とのこと。今後ますます注目を集めそうだ。
また、これ以外にも旅行関連のサイトから、プロの仕事体験といったプログラムが増えてきています。
■仕事体験が注目されている理由は?
・このような、仕事体験が注目され始めたのは、ここ数年のことですが、なぜ、今になって「仕事体験」が注目を集めるようになってきたのかを考えていきたいと思います。
・大きくは、これまでの体験事業は、もてなす側である「生産者」と、される側だった「消費者」という関係が強かったように思います。しかし、お互いに、より生産者と消費者が繋がっていきたい、状況を知りたいという欠乏が高まってきているからこそ、今回のような仕事体験が注目されてきているのではないでしょうか。この人々の意識潮流に関しては、次回投稿したいと思います。
■まとめ
・「仕事体験」の事例は、この構図がこれまでの「生産者・消費者」の関係から、お互いが協働者として密に関わっていく萌芽となるように感じられます。「生産者と消費者の協働関係or交流」が今後のキーワードして見えてきそうです。
以上です。
投稿者 sugi70 : 2013年01月04日 TweetList
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