2015年1月13日

2015年01月13日

日本農業、破壊の歴史と再生への道筋1~明治時代、亀裂が生じ始めた農村共同体

近年、農業を取り巻く環境は、企業の農業参入を初め新たな可能性の萌芽が見られるものの、依然として厳しい環境下に置かれている現実に変わりはない。

他方、農業にはたくさんの謎がある。例えば、
「食料自給率向上や食糧安全保障を叫ぶ農政が、なぜコメの減産や水田の減少につながる減反を推進するのか?」
「農業就業者や農家戸数が大幅に減少するのに、なぜ農協の組合員は増加し続けるのか?」
「農業が衰退するのに、なぜ農協は日本第二のメガバンクに成長するなど、繁栄するのか?」

古くは国の基幹産業として、また地域共同体の核として守られてきた農業が、ここまで破壊されてきたのはなぜか。時の農政=”お上”は何をしてきたのか。そしてこれからの農業の可能性はどこにあるのか。

歴史を振り返りながら、考えていきたい。

(さらに…)

投稿者 noublog : 2015年01月13日