2013年12月19日
2013年12月19日
『農業全書に学ぶ』シリーズ4 江戸時代の農・自然とは? ~人間と自然は一体だった~
昔と現代では、自然に対する捉え方が、かなり違いました。
江戸時代では、「人は自然と共生している」という考えの下、農を営んでいました。この考えは『農業全書』を見ても分かります。
『作物を生み出すのは天であり、育てるのは地である。人はその仲立ちをして、気候風土に応じ、季節に従って、耕作につとめるものである』
人が仲立人として、天と地の間に入ろうと思えば、自然に対して謙虚に生きていかなければなりません。同時に気候風土や季節に応じて、自分の営みを合わせていかなければなりません。謙虚に自然の摂理に同化し、共に生きることが農においては何よりも大切なことだったのです。
では、現代はこの「人は自然と共生している」という考えはどうなっているでしょう?かなり希薄になってきていると思いませんか?
シリーズ4回目の今回は、江戸時代の自然への捉え方を学びます。そこで、自然への感謝感 を学びたいと思います。
投稿者 ITIKI : 2013年12月19日 Tweet