2012年10月1日
2012年10月01日
最先端の意識潮流に応える農業体験事業とは? 2.(農業)体験の変遷
■農業や農村、自然がもっている様々な機能を生かし【場】や【事】を提供する【農業体験事業】
・・・これが次代の農業の可能性の一つであると考えています。
このシリーズでは、最先端の意識潮流には、「自給志向」・「自習(=独学)志向」があり、この意識潮流と【農業体験事業】との結びつき、関係を明確にして、新しい【農のかたち】としての【農業体験事業】を探っていきます。最先端の意識潮流に応える農業体験事業とは? ~プロローグ~
●今回は、【農】に限らず「自給」「自習(=独学)」に結びつくキイワードを元に現代までの変遷をまとめたいと思います。
1、アウトドア
2、DIY
3、ボランティア
4、ガーデニング
5、家庭菜園・市民農園
6、農業体験・グリーンツーリズム
7、自ら学ぶ・・・ケイコとマナブ
これらは、大きくは1980年以降に誕生し、1990年代にブーム到来、様々な変遷をたどりながらも現代でもしっかり根付いている活動です。
最初は場や機会、サービスを受ける事が主流でしたが、2000年以降は自らが場に参加したり、場を作ったり、自らが主体的に参加する活動に変わってきているようです。
○1970年代・・・日本を始め先進諸国では豊かさ実現、貧困の消滅
日本にホームセンター上陸
○1980年代・・・アウトドアブームへの興味関心が高まる
ホームセンター出店数激増
ガーデニングの走り(ホームセンター増加も影響)
○1990年代・・・アウトドアブーム到来
ホームセンター隆盛(業務用需要の取り込み、都心部、農村部へ出店)
雲仙普賢岳の噴火、湾岸戦争、阪神・淡路大震災の復旧支援ボランティア
1990年大阪市鶴見緑地公園で花博開催、育てる園芸から飾る園芸、楽しむ園芸へ。
また男性中心の園芸から女性中心の園芸へ、花木から草花主体の園芸へと移行。
1997年流行語に「ガーデニング」が選定
市民農園が徐々に開設され始める
農業体験やグリーンツーリズムの誕生
ケイコとマナブが1990年2月に首都圏版が創刊。
大きな話題となり、『ケイコとマナブ』という誌名は、同年のネーミング大賞も受賞
「学び事」「習い事」ブーム
○2000年代・・・「アウトドア女子」「山ガール」ブーム
「DIY女子部」ブーム
3.11東日本大震災ボランティア・・・社会貢献や人の役に立ちたい意識は継続。
「ガーデニング」育てるだけでなく、飾る楽しさ、鑑賞する楽しさ、更に、植物に心の安
らぎを感じる、「癒し」の効果を求めるなど、生活の一部として定着。
現代は緑を楽しむと言う「ガーデニング」から自分の食べるものは自分で作るという「
家庭菜園」「市民農園」「クラインガルテン」のような形への移行も見られる。
市民農園の隆盛・・・法律的な整備が進み市民農園の開設数、区画数、面積が増加。
現在、公的な調査でも1,300haを超え、都市住民はもとより都市近郊、農村地帯でも
市民農園、家庭菜園、を楽しむ人は増加している。
Ex、マイファーム/の人気
グリーンツーリズム:法律的な整備が進み、小中学校の修学旅行(子ども農山漁村
交流PJ)にも取り入れられる。
クラインガルテンのような本格的なグリーンツーリズムも人気となる。
2012年現在も老若男女は“学び”がブーム・・・習い事をしている小学生は85%以上
最近の最先端は、【多様化がすすむ”自習”の世界。新しい流れ「勉強カフェ」】
★楽しむだけから【自分の食べものを自ら作る】、与えられる「学び」から【自ら学ぶ=自習・独学】への変遷が見て取れます。
より現実的に生活を変え、事実を学び取ろうとする、現実直視の傾向もあるように思います。
★以下、夫々のキイワードに沿った変遷を詳しく記します。 みなさんも気になりますよね☆是非ご覧下さい。
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投稿者 nara1958 : 2012年10月01日 Tweet