2004年12月20日

2004年12月20日

自然農法は近代農法へのアンチ

掲示板に投稿してみました 😀
自然農法は宗教か?
自然農法 は、近代(化学)農法に対するアンチとして登場しました。つまり現実否定が出発点なのです。本当は、近代農法をもたらした市場社会や人々の消費そのものを見直すべきなのに、その事には蓋をして(捨象して)、自分の都合のいい価値観念に収束して登場したのが自然農法なのです。
これは言い換えれば、たとえ社会がどうなろうとも、自分さえ化学物質の影響を受けていない作物を収穫できればそれでいい、ということに他なりません。つまりその根底には、「自分さえよければいい」という観念が色濃くあるように思います。
だから、せいぜい自給分くらいが限度で、現実の圧力の中にいる専業農家には受け入れられるはずもなく、“信者”にしか指示されない=普及しないのだと思いました。

投稿者 komayu : 2004年12月20日