炭素の循環のなかで生きる「小農の世界」 |
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2021年08月31日
農ブログがリニューアル 「新たな6人のメンバーで追求を始めます!」
「農」の魅力って何?「農」の可能性って何?新しい「農」のかたちを、みんなで追求していきましょう。
~これが当ブログ【新しい「農」のかたち】のサブタイトルです。
今回のリニューアルでさらにこれを深めていきたいと思います。
まず追求対象ですが、農業に加えて今回から林業、漁業も扱っていきます。
自然を対象にして生産していく、それらは人類史において最も歴史があり、農業は1万年、漁業は2万年、林業に至っては一体いつから始まったのかもよくわかっていません。狩猟、採集を人類の最初の生産としたら2番目の生産が農業であり、林業、漁業に至っては狩猟の延長にあり今日まで至っています。
今日この6名で集まったのですが、出てきたのが「農」を追求するということは全てのジャンルに通じるすごく広いテーマを与えられたのではないかというワクワク感で一杯です。環境、自然科学、歴史、食、医療、共同体、教育、国際社会、金融、市場、全てに広く繋がっており、農を知るというのはそれら多方面から追求を重ねていくことになり、生活、経済、さらに自然の摂理に繋がっていきます。
当面以下の8つの論点に沿って追求を進めていきます。
1)歴史から見た農・林・漁業。共同体の歴史、百姓って何?
2)自然科学から見た農業の可能性。土、微生物、発酵、虫。土は循環するのか?
3)農を通した教育の可能性(農は右脳を活性化する)+全寮制の農村育とは
4)生産も生殖も包括した農業共同体の可能性、実態はどうか?
5)食料問題から農・漁を見る。可能性と実態。代替タンパク質は何?
6)環境問題と農・林・漁。農は果たして環境問題を乗り越えられるのか
7)海外の農業、林、漁の実態。農は儲からないのか?中国の農、アメリカの農。
8)最先端の農は今どこまで進んでいる?ITと農の可能性。
まず初めに1)~3)を扱います。
各単位5回~10回程度ほぼ毎週更新してテーマを深めていきます。
また上記別に追求したテーマをどこかで繋げて、このブログで追求した「農」のかたちを整え、可能性を見ていきたいと思います。そうやって一定期間追求して、それをまとめ、さらに次の追求のテーマを提起、そういうサイクルを通じて、新しい農を追求、提起できればと考えています。
それではまず最初のチーム「農の歴史」チームから追求のストーリーをまとめてみました。
1.農業の起源
9000年前中東のレバント地方で大麦の栽培が始まったというのが定説だが、それを検証、さらに他の説もあれば紹介。なぜ農業が始まったのかの必然まで追求。併せてアジア、アフリカ、アメリカ等の農業の始まりも追求
2.林業・漁業の起源
漁業はおそらく2万年以上前、縄文時代には鹿の骨を使った釣針が発掘されており、海洋系の縄文人は漁業を中心にかなりの技術を追求していた可能性。林業はいつか?木造建築ができてからという可能性が高いがそれでは新しい、舟の登場と林業の関係はないかなど追求してみたい。
3.日本への農業の輸入
朝鮮半島から、あるいは中国から稲が日本に伝搬されたのが紀元前1000年前。急激な寒冷化と併せて縄文人もまた農業生産にシフト、併せて渡来人が灌漑技術と農業生産を持ち込んだ。また、縄文時代には何度も農業の可能性がありながら縄文人は拒み続けた。ここにもなぜ?という問いを向けてみたい。
4.村落共同体の起源
平安・鎌倉時代から登場した惣村の登場がその後の日本の村落共同体の原型。農業以前の共同体と以降の共同体。何が違い、何が引き継がれたのか。
5.江戸時代、農民は百姓と呼ばれた。これは何でもできる(百の能力を持つ)という意味で高められていた。改めて百姓とは何、可能性はどこ?を追求したい。
6.戦後大きく変わった農業生産と共同体。その変遷と現在を見ていく。併せて林業、漁業の現状にも触れて、次の世代の可能性を考えていく。
以上、5つを10回程度の投稿で扱っていきます。お楽しみに。
尚、6名は2人ずつ3チームで追求を進めます。
上記テーマのチーム 2)自然科学 3)右脳の可能性も 続いて進め方を投稿します。
投稿者 tano : 2021年08月31日 TweetList
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