【ニュース】『次代の農業の可能性はどこにある?』新規就農者に年間150万円・産地消メニューを社食で・農村女性の役割探る |
メイン
2012年03月17日
当事者意識の高まり~初めてのセミナー&ディナー会~
2月25日、類農園主催で「新しい食と農のかたち」という題目で消費者と生産者との交流を深めてもらうためのセミナー&ディナー会を開催しました。消費者の方も作物 を提供されるだけじゃなく、参加してもらうことで 農業の可能性 というものを見出してもらおうという目的がありました。自分自身もこのような交流会に参加するのは初めて なので、どんな話が聞けるのかとっても楽しみにしていました
土曜日にも関わらず、約30人の消費者・生産者の方に足を運んで頂きました。半時間程のセミナーの中で【食と農と地域の再生】を切り口に、これからどんな事をやっていきたい、やって欲しいなどをディナー会、ディナー会後に考えて頂き、グループごとに発表 してもらう事となりました。
続きを読む前に、皆様ポチッとお願いします♪
和やかムードで真剣なお話
7~8人程のグループに分かれディナー会が始まったのですが、皆さんかなり打ち解けて笑いの絶えない場 が出来上がっていました。そこに僕も入れてもらってとっても幸せでした ディナー会での 料理 には僕達が生産したお米 などを使ってもらいました とってもおいしく調理してもらい各グループ、ディナー会の時点でかなり話が弾んで楽しそうな顔がよく目についたと思います。ディナー会後も早々に沢山の意見を出してもらって、各グループで発表してもらいました。
その中から代表的な意見をいくつか挙げさせてもらいます。
・ 自然栽培の種蒔体験 ・ 会議などで出される飲み物を地元のものにする
・ 四季を活かした食べ物をイベントに出す。イベントも春夏秋冬行う
・ 農業のお手伝い隊づくり ・ 産直所でポップを利用しての食べ方の提案
・ 夏休みに子供だけの農業合宿 ・ 子供の遊び塾
・ 若いお母さんに料理+野菜の栄養の知識、お米と味噌汁の定着
・ 畑の野菜当てウォークラリー ・ お米の食べ方教室 などなど……
これはほんの一部分であり、至って生の声です。正直、これだけの具体的な意見が出揃うとは思っていませんでした 今すぐにでも実現できそうなイベントからそうでないイベントまで。皆、発表する時は他の方に分かってもらおうと真剣になりつつも、少し恥ずかしいのもあり、終始和やかなムードでした 最後にこの交流会の感想などをアンケート用紙に書いて もらいました。
安全性を高く求められている
帰って早速、アンケートを読ませてもらったところ、皆さんの意外な共通点が見えてきました。「無農薬や有機栽培の農産物の価格は何割高までならば買われますか?」というアンケートに対して8割以上の方が2割高までなら買うと答えてくれました。消費者の方の 関心の高さ が伺える結果になったと思います。又、「環境に配慮した農業をどう思いますか?」というアンケートには「大切だと思う」、「期待している」といった答えも頂きました。「農産物を買うときに重視するものは何ですか?」この質問にも8割以上の方が「産地」と答えられました。この結果はやはり放射能の問題が深く絡んでいるのではないでしょうか?このアンケートの結果、消費者の方は価格以上に安全性を求められているとともに、皆で意見交換する事で安心・安全の中身の部分がより鮮明になったのではないでしょうか
見えてきたこれからの課題
交流会で発表してもらった内容を三重農場スタッフで検証してみました。まずは生の声を受け止めることで周りの期待に応えていくこと。 😈 もう一つはこのセミナー&ディナー会で 触れられなかった ものを今後の課題にしていこうという取り組みです。大きく環境保全問題、エネルギー資源、物流・流通、地域を統合する機関などを課題として取り組んでいこうと思っています
今回の交流会は消費者の方も受け手としてではなく、企画を立てたり、地域再生のために何か役に立ちたいという当事者意識がより高まった交流会であり、類農園としてもとても充実した交流会になったと確信しています
投稿者 staff : 2012年03月17日 TweetList
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.new-agriculture.com/blog/2012/03/1316.html/trackback