2006年4月24日

2006年04月24日

選挙で世の中変わるの?

地元では、町村合併に伴い、市議会議員選挙が行われた。
いつも感じることなのだが、田舎の人は、何であんなにも選挙に熱が入るのだろう?おっちゃんもおばちゃんも、みんな「選挙で忙しい」って言う。仕事そっちのけで、候補者の応援をしている。そう言えばあまり畑仕事にも出ていなかったような…?今年は気温が低く、苗の植付けなども遅れ気味なので、尚更だ。
思うに、昔の村落共同体なら、自分たちの村のことは、自分たちで考えて、決まりやルールも自分たちで作っていた。つまり、村の誰もが社会の当事者として、村の運営に参加していたのだと思う。
それが今はどうだろう?戦後民主主義によって、社会のことは、政治家や役人の仕事になってしまった。もっと言うなら、政治家や役人や、その他の専門職の登場によって、人々の社会的役割がどんどん奪われていったのだ。しかも、彼らはそれをメシの種にしている!
選挙とは、人々に残された唯一の社会参加の方法でしかないのではないだろうか。(それも4年に1度だけの。)しかも、おっちゃんもおばちゃんも、選挙で地元の候補者を応援することが、自分たちの役割であると信じているのだ.。
本当は、社会の当事者として、奪われた社会的役割を、自分たちの手に取り戻すことこそが求められているのに、そんなことには誰も気がつかずに、ひたすら候補者の応援を続けるその姿勢こそが、社会を変わらなくさせているということに、気付いて欲しいし、伝えていきたいと思う。
小松
応援ありがとう!

投稿者 komayu : 2006年04月24日