みなさんこんばんは。
類農園新入社員の長井です。
類農園では、一年を通じて色々な「大和野菜」の栽培に取り組んでいます。今回は大和野菜ではありませんが、最近注目が出てきて売れに売れてきた『スティックブロッコリー』について、栽培管理担当の私が直接みなさんに紹介をしたいと思います 
『収穫前のスティックブロッコリー』 

スティックブロッコリーについては、本ブログ内の『類農園の農産物を徹底PR☆』シリーズでスティックブロッコリーの概要を投稿していますが、今回はスティックブロッコリーを栽培する上で、収量を上げるコツや高品質の物を安定して提供する為さまざまな工夫を行っている所を、皆さんにお伝えしたいと思います 
詳しくはコチラ 
http://blog.new-agriculture.com/blog/2010/09/001139.html [1]
スティックブロッコリーがどのような工夫をして収量を上げているのだろう?と思った方はいつものポチットお願いします 
ありがとうございます。
それでは、スティックブロッコリー(『S/B』をこれから使っていきます♪)をみなさんに安定して出荷し収量を上げている背景をポイントを3つに分けて紹介していきます 
ポイント①『播種時期をずらす事』
まず類農園のスティックブロッコリーは種蒔きから始まります。
当たり前やん 
と思うかもしれませんが・・・。
実は、この時期が一番重要なのです!!
スティックブロッコリーを生産しているハウスは4棟(ハウス4つ分)ありますが、一棟ごとに種蒔き(播種)を行い、しかも1週間ずつずらして蒔いている所がポイントなんです!
播種するタイミングをずらす事で、収穫するタイミングも一ヶ月以上ずれて、一年の中でも一番寒くS/Bが余り出来ない期間(12月~1月後半)は最後に種を撒いたS/Bが沢山収穫出来ると言う事を、長年の経験を活かして安定した出荷(納品)できるように計画栽培しています。
こうして、蒔かれた種は夏の熱い日差しと冷たい水を浴びながら毎日グングン育ってゆき、播種から25日経つと定植します 
夏の日差しが熱い時期での定植となり、せっかく植えた苗が枯れてしまう可能性がある為、ハウスに射光ネットと言われる日差しを遮るネットを掛けて株が枯れるのを防止します。
その他にもハウス内の気温を下げる為、ハウス全体に打ち水をする事や、たまたま枯れてしまった苗があったらすぐに余った苗で補植するなど、収量アップの為の工夫を施しています。
『定植後』 

ポイント②『摘心のタイミング』
定植してから毎日観察を欠かさず、夏の陽気が薄くなってくる10月中旬頃になるとS/Bの株の真ん中に小さなミニブロッコリーが出来てきます。
(これを放って置けばスーパーで並んでいるブロッコリーになります。)
ですが、スティックブロッコリーの場合は商品になる部分が側枝なので真ん中にあるブロッコリーは摘心(500円玉サイズになったら切る)してしまいます。
この時期にしか出来ない、超貴重なミニブロッコリーも直売所や社内販売などで販売しています。(甘くてブロッコリーの味が濃いので大好評です
)
『株の中心に出来た可愛いミニブロッコリー
』

株の中心にあるミニブロッコリーを摘心してしまうと、植物の体力が一時的に衰えてしまい、病害虫の発生が多くなります。
だから、ハウスの換気を良くして傷口を早く乾燥するよう工夫をしています。
ポイント③『収穫時に第二側枝を残すルール』
摘心をしてから一週間が経つと、株の下の方から次から次へと側枝が伸び出てきて、これがS/Bとなるのです。
20cm程の長さになったS/Bを収穫をするのですが、その際に茎の下の方にある第二側枝を残して収穫をしていきます。
残した第二側枝は、次回収穫する間に液肥(液体肥料)を遣り太くして、またS/Bが収穫出来るという1株から100本以上も収穫可能なのがS/Bの魅力です 
『S/Bの収穫風景』

第二側枝を残して収穫している事を徹底しているからこそ高品質&多収量を実現できている類農園はすごいでしょ 
S/Bを栽培している農家は類農園だけではなく、周りの農家さんも栽培していますが
栽培方法がまだ確立していない為、収量が伸びない事や花が早く咲いてしまうなど、さまざまな悩みを持った農家さんが成功している類農園に足を運び、視察しに来てくれたりする事もあります。
その時、日々お互いに考えている事などを話し合うと、類農園も気付かされることがあるし、視察しに来てくれた農家さんも気付くことがあり、お互いに相談し合ったりしています。
これからもS/Bを作る農家さんと話していき、もっと収量が伸びる事を考えていきたいと思います。
最後に・・・。
『私は去年の夏からS/Bを栽培し続けていますが、今年はこんなビックリするようなエピソードがありました☆』
それは・・・、
2月の中旬頃に、去年ならだんだんと暖かくなって来て、収量が上がって来る時期なのですが、今年は寒さが長く続きなかなか側枝が伸びてくれないS/Bは、収量低迷が続きました。
取引先の方からは大量の注文が来ている時に出荷出来ていなく、悔しさと悩みを持っていた私がS/Bを生産してしているハウスに一棟ずつ『頼むから・お願いだからS/Bが多く出来てくれお願い
』と言う気持ちを込めて、大泣きをしながら土下座をしました。
すると、その土下座が効いたのか、数日経つとS/Bがドンドン伸びてきて、過去最高記録を出しちゃいました!
今までの最高収量はハウス一棟でひと回りの収穫量が92㎏でしたが、その記録を大幅に超えてついに3桁の109.4㎏収穫出来たときはみんなで大喜びをしました。
とっても、とっても嬉しく思い、『奇跡のリンゴ』で有名な木村さんのリンゴは本当なのではないか?と思いました。
作物にお願い(期待)をする事で作物が期待に応えてくれるかも知れません ![]()
今後も期待していきたいと思います 
最後まで読んで頂きありがとうございました。
これからも類農園で栽培し続けて行くので『スティックブロッコリー』を宜しくお願いします。